ちあちゃんのドリームパートナーを訪ねて三千里。
ゆめに対するアッキーの恋心にも一区切りが付き、サンシャルルもゆめ達に自ら正体を明かしてワクワクキラキラを生み出す協調姿勢を見せる等、懸案事項が一つ一つ解消されて終盤への機運も高まる流れに突入。残す問題はアッキーに裏切られたと憤り、癇癪を起こして暴走し始めたアクムーちゃんへの対処と、未だ明かされることなくここまで来たプリンセスちあちゃんのパートナーが誰かという問題ですね。
一度は候補から外れつつも取説による断言がなかった為に、再び最有力候補として浮上した百合先輩でしたが、やはり彼女ではないということが改めて断言された形となり、混迷を極めつつも候補も絞り込まれてきたというところでしょうか。ただ、百合先輩の元を訪ねたときに彼女が引き合いに出した『幸せの青い鳥』は如何にも示唆的なものがあり、ちあちゃんのパートナーが誰かを指し示す重要なヒントとして映り込みました。
アッキーに裏切られたと思い込み、全てを拒絶して心を閉ざし殻にこもったアクムーちゃん。気遣うゆに様たちの気持ちに目もくれず、歪なアクムーランドに固執する姿は、まさに自分の近くにある幸せに気付けず彷徨う幸せの青い鳥のそれに重なるものがある。アクムーちゃんがそれに思い至った時にワクワクキラキラが溢れ出し、仲良しの花が咲くとなれば話の流れ的にも収まりが良い。
大切な人達を思う気持ちがワクワクキラキラを生み出すというのは、ここ数話の中でも顕著に表れている要素であり、アッキーもゆめの中に改めてそれを見出していたし、お世話になった尊敬する杉山先輩や百合先輩の為に、二人きりの時間を作ろうとユメシンクロを使って素敵な時間と空間を生み出した今回のゆめ達の行動にしても、それに連なるものであったと思います。
アクムーちゃんが悪夢の力に傾倒する前。元々のオモロー様であった時に、最初はおもしろサプライズで周りの皆を良い意味で驚かせることに喜びや楽しさを見出していたのがアクムーちゃんであり、より過激で刺激に満ちた独り善がりの物を追い求めた結果として今のアクムーちゃんに転じた経緯もあり、一番最初の頃に求めていたものは身近にあったんだよという下地は既にあるので。
ここまで来ると大穴狙いでもない限り、ちあちゃんのパートナーはアクムー様以外いないと思うが、変な方向に暴走しちゃったアクムーちゃんを如何にして止めて、アクアクアックムーからワクワクキラキラへと回帰させるのか。ミュークルドリーミーらしく騒がしくも感動的な話が展開されることを期待したい。実写回との兼ね合いを加味すると本当に残り少ないみっくすの物語。最後まで余すところなく堪能出来たら良いな。
これぞ王道幼馴染カップルの強さと言わんばかりに杉山先輩と百合先輩、朝陽とゆめの二人だけの空間が素敵で無敵で眩しすぎました。もうこの間には誰も割って入れない強固な結びつきを否応なしに感じさせられるのであります。一年目には色々苦しんだし心労も重ねていた二人なので、これくらいのご褒美というか幸せな時間があったっていいじゃないか！
ユメシンクロを私利私欲のために使っては（ｒｙ。お世話になった杉山先輩と百合先輩の為に使ったし許されるよね！何も問題はない！
最後の最後に思いもよらないパンクな姿を披露してくれた我らがアクムー様。是非ともパッション朝陽とパンクなアクムーちゃんで奇跡のコラボを成し遂げ、素敵なセッションを奏でてくれたらもう言うことはないのである。
