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ミュークルドリーミーみっくす! 第48話 「三人そろってプリンセス~」 感想

ミュークルドリーミーみっくす! 第48話 「三人そろってプリンセス~」 感想

希望ワクワク夢キラキラな世界が現実のものになる!

物語の最後はやっぱり希望と夢に溢れるハッピーエンドが良いのです。最後の一山で抵抗を見せるかと思われたアクムーちゃんでしたが、サンシャルルの科学の力により呆気なく浄化されオモロー様に戻っちゃいました。ただ、その分だけ後日談に時間を割くことが出来ましたし、ゆめ達がドリーミーラベンダーフラワーを咲かせた時点で、希望と悪夢によるせめぎあいは決していたということなのだろう。

その上で他人を思いやる気持ちが皆を幸せにするという観点は今回も徹底されており、暴走していたアクムー様を相手に最後まで寄り添い続けていたゆに様たちの姿があったし、オモロー様もそのことに関して感謝の意を述べていました。ゆめからの教えで科学の力を皆の為に正しく用いるアッキーの姿勢もそうだし、朝陽の背中を文字通り押してくれたアッキーの姿も相手を慮る思いがあればこその行動だ。

昨年のバレンタイン回や今年のバレンタイン回等の筆頭に、ゆめを大切に思う一心で行動し支え続ける朝陽の存在は常にゆめの力となり励みになっているし、そんな二人をニマニマしながら見守り、少しでも近づけようと色々な場面で空気を読みつつ誘導するまいら、ときわ、ことこの三人と、パートナーであるれい君たちの思いやりがワクワクキラキラな朝ゆめの世界を構築するのに一役買っているのです。

現実世界に表れたミュークルドリーミーランドに集まった面々の中でも、想い人であった朝陽とゆめの二人の幸せを願って身を引いた森村さんの台詞も印象深いものがあり、大切な人を思う気持ちが巡り巡って皆が幸せな気持ちになれるワクワクキラキラな世界の実現に最も重要で不可欠の要因であることを指し示してくれていたんじゃないかなと思います。

子育てが一つの軸にあった二年目みっくすの物語でしたが、育児にも大切な子を思う気持ちが世界を輝かせ人の心を優しい気持ちに導く要素があると思うわけです。そこを鑑みても今回色々なところで大切な人を思う気持ち。そこから生じる行動がワクワクキラキラを生み出すんだということを改めて感じさせてくれる内容だったと思います。駆け足気味なところもあったけど、皆が幸せな気持ちで明日を迎えられる。心地いい気分に浸れる良い回でした。

一年のうち半分くらいは溶け切っていたアッキーでしたが、最後の最後で人間的に一回りも二回りも大きくなったところを見せてくれて感無量。何気にミュークルドリーミーの中でも精神的に一番成長したのはアッキーなんじゃないかって今なら思えるのです。淡い初恋は実らず苦い気持ちも味わったけど、それでも想い人であるゆめの幸せを心の底から願える彼の心意気は見事なものなのです。

一時はドロドロのドロな三角関係展開もあるのかと思ったりしたこともあった。しかし、二年目のテーマである他人を思いやる気持ちの肝要さ。それが連鎖的に波及していくことで生まれるワクワクキラキラな世界。それを思うとそんな展開にはなり得るはずもなく、今回のようにアッキーが漢を見せて卓越した頭脳と科学の力を皆の為に用いる流れが一番収まりが良いのも当然なのだ。

本編中では色々残念な一面を度々披露することも多かったけど終わりよければすべてよし。最後の最後に想い人の幸せを願い、朝陽の背中を押してくれたアッキーの生き様に乾杯。いつかアッキーにもワクワクキラキラが巡って幸せになれることを願ってやまないよ。

やはり本作は朝ゆめに始まり朝ゆめに終わるなところがあると言っても過言ではないだけにね。この二人の関係性とやり取りがワクワクキラキラの象徴と言ってもいいだろうと。二人のために思いを馳せ色々と気を遣い行動してくれた仲間たちの頑張りにも感謝しかないのである。プリンセスゆめに対して朝陽が一つアクションを起こせたのは大きな一歩かな?

ともあれ最後の話はことこ先輩の誕生日を祝うつもり満々の二人が、実はことこ達の何らかの思惑に乗せられている展開になりそうで、最後までどんな話を繰り広げてくれるのか楽しみでなりません。次回何かが起こるという前振りもなされていたけど、本当に来週の話の中でビックリサプライズな新展開への繋ぎの要素が出てこないかなと淡い期待を抱いてしまうのです。

ここまで徹底した情報統制で本当に何も出してないけど来週の本編内でビックリ三年目決定のお知らせとか出してくれてもいいんだよ?せっくゆめちゃん達も最上級生の三年生になったんだし、ここまで来たら卒業までのお話を見たくなるのも当然じゃないか。アニメとしては最終回かもしれない次回のお話を色々な意味で注視し楽しめたら良いなと思います。でもやっぱりミュークル終わらないで~。