ときには自分の気持ちに正直になることも大事だよね。
素直なゆめとマイLOVEなまいらの急接近！
ゆめとまいらの急接近。色々な偶然が重なり二人が友だちになるまでの経緯を描いた今回のお話。クラスメイトだけどゆめと然程接点のなかったまいらとの交流や、憧れの杉山先輩に対するゆめのドギマギした感情の琴線に触れている回でしたが、今回は自分の気持ちに素直に行動することで事態が動き出すこともあるということがポイントだったような気がする。
興味を持ったら試さずにはいられない。良くも悪くも自分の興味のあることに一直線で、自分の気持ちに正直なゆめのスタンスが、まいらとの交流のキッカケを作り、また打算のないゆめの素直さが、まいらのの心を打ったのも事実であり、二人が仲良くなるキッカケを得られたのもゆめの正直さがあればこそ。結果オーライで怪我の功名かもしれないが、それが二人の仲を進展させたのもまた事実なのです。
読者モデルとして表向きの顔を持ちながらも、お笑いが大好きでお笑い芸人になることを夢見るまいらが、お笑いのノリを披露しているときも、クラスで「いちモ」としての顔を見せている時のまいらより生き生きとして華やいで見えるし、今ないなら作ってしまえばいいとお笑い研究部の創設に動いたのも、まいらが自分の気持ちに正直に動けばこその進展なのだ。素直さが二人を動かす原動力になっている。
ゆめにしてもまいらにしても自分の気持ちに正直に、素直に行動しているときこそ真価を発揮して輝いているし、やりたいことに全力で突っ走るからこそ二人の周りは華やぎ、活力に満ちた楽しい空間として映る。自分のやりたいことに素直という点において、今回のゆめとまいらは共通したものを持っており、だからこそ互いにシンパシーを感じて接近することが出来たのかなと思います。
反面、杉山先輩に対するゆめの淡い恋心に関しては、頭ポンポンの沢村百合の存在もあって、踏み出すのを躊躇いなかなか素直に行動に繋げることが出来ていない。それ故にゆめの恋愛事情は進展を見せることはなく、モヤモヤを抱えたままの現状維持に留まることになっていて、ゆめとまいらの友情進展と、ゆめの恋愛模様進展の差がどこから生じているかという視点で見ると、対照的な構図になっていて面白いなと思いました。
まいらもモデルという顔を持ちながらもお高く止まったりすることはなく、とても親しみやすく素直な良い子で見ていて心地よい。ゆめとのハイテンポな掛け合いも絶妙であり、これから互いに遠慮がなくなっていったときにどうなっていくのか楽しみだな～。
悪用厳禁！？ユメシンクロを私利私欲の為に使ってはいけません！
取説にやったらダメって書いてあるのにも関わらず、一回だけなら良いよねと実行しようとするゆめちゃんもゆめちゃんなら、一回だけだよと妥協して認めちゃうみゅーちゃんもみゅーちゃんなのです。およそ女児アニメの主人公コンビとは思えぬ倫理観の欠如というか狂気が独特の味わいを醸し出しており、それが個人的には好みなところでもあります。これがなかったらまいらちゃんと友達になれなかったかもしれないし、何が奏功するか分からぬ世の中。
最終的にはユメシンクロは困っている人を助けるために使うものということを学んでくれた二人だけど、気がついたら何の気なしに使ってそうな二人がいそうな気がする（笑）
お笑い大好きまいらちゃんは、あぽーん可愛い！
人気読モだけど親しみやすく、根っからのお笑い好きであぽーん牛乳を常に持ち歩いているまいらちゃんが可愛くて最高。ビジュアル的にも美人だけど変顔や奇行を披露することも厭わず、ゆめとは別方向でぶっ飛んだことをやってくれそうなところも期待せざるをえない。お笑い研の設立を目指し、またみゅーちゃんと同質のぬいぐるみを所持するまいらちゃんが、今後どんな活躍をしてくれるのか楽しみだ！
