ちあちゃんに隠された秘密がいよいよ明らかに！
最後に開示されたちあちゃんの秘密もさることながら、それとなく仄めかされていたアッキーがアクムーちゃん側に付いた理由や彼が求める夢の詳細の判明等々。みっくすの物語で伏せられていた部分が明かされ周囲の人物に共有される回でもありました。各陣営の目的がハッキリとしたことで、そこに向けての動きがより一層強まるのだろうという気配も感じられる内容でね。
夢の世界に理想のバーチャルランドを作ろうとするアッキーの試みは、ファンタジー要素がありつつも実質は科学者らしい合理性を感じられるものでもある。すべての人が共通して持つ夢。特別なデバイスを用意したりエネルギーを消費することなく、住んでる場所や国境すら飛び越えて夢世界に集う人々が笑顔になれるような場所の構築というのは、まさに夢が溢れる理想郷の構築と言えるのではないだろうか。
ただ、そこに至るまでの過程で人々のワクワクキラキラをあくあくあっくむーに変えるやり口は褒められたものではなく、その点を杉山先輩と律の二人が嗜めつつ夢そのものには理解を示してくれたのが良かったなぁ。結局は忠告虚しく自分の道を突き進んでしまうわけだが、一年目の杉山先輩と同様に失敗なくして成長なしの道中ということでね。普通の感性とは違う天才飛び級少年であることが仇となった形なのかもですね。
ちあちゃんがミラクルドリーミー王国のプリンセスであるという秘密に関しては、みゅーちゃんも思わず強烈な突っ込みを入れる程にサラッと投下されましたが、王族と言っても人間とぬいぐるみで違うし血縁関係がどうこうにもならないしね。むしろ王族云々で言えばアクムーちゃんがかつてオモローちゃんであった時に女王だったことが明かされた時のほうがインパクトあった気もする。
ちあちゃん周りに関してはまだ隠された秘密がありそうでそっちの方が気になったかもしれません。アクムーちゃん陣営が求めるラララ便利でダークなフラワーの種がちあちゃんの中にあるのではないかという仄めかしもされてましたし。アクムーちゃんがちあちゃんに異常に惹かれるのも、それがあればこその反応だったのではないかと今なら思えるわけです。
また、ちあちゃんがプリンセスであるなら、かつて悪落ちする前に女王でもあったアクムーちゃんとの間接的な繋がりが強まったところもあり、もしかしたらアクムーちゃんがちあちゃんのドリームパートナーになるのでは？という期待も私の中で芽生え始めた次第です。秘密が明かされる一方でまた気になることが増えた回でしたが、ちあちゃんとアクムーちゃんの関係性は今後も注目していきたいところです。
アクムーちゃん陣営もより効率的に、より強烈に悪夢の力を集めようと新たな手法を模索してきてますし、今後は終盤に向けてより苛烈さも増してくるのだろう。落とし所がどのようになるかは未知数ですが、残り少なくなってきたみっくすの物語を、これからも余すところなく楽しんでいけたらいいなと思う。と思ったら来週早速実写回だなんてあんまりだ～！
やたらインパクトがありながらも製造目的や何を意味するものなのか不可解な公園の中にあったへそキングの石像ですが、これもしかしたら今後の話の中で意外と重要な役割を果たす可能性がありそうなので頭の片隅に留めておきたい。
一年目に朝陽が初めてユメシンクロ出来たのも、ゆめちゃんパパと石集斎先生に纏わる石エピソードを複数回に渡って展開し、その流れでプリンスストーンを入手した前例もあるので。何が重要な役割を果たすか分からない。それがミュークルドリーミー。
新年一発目からの朝ゆめ要素はやはり良いものでした。今年も心温まる可愛い仲良しさんな二人の話をいっぱい見られますように。
