待望の大正義みるれも公式デート回！
作中のファン目線で見たデュオの期待値が最下位という現実に危機感を募らせたみるきとれもんが、互いに仲を深めようと奮闘する公式デート回。デートを先導しているようで自主性に欠け空回りするれもんの残念さだったり、ふとしたキッカケから喧嘩ップル状態に陥りながらも、本心では相手と仲良くなりたい思いで一致している二人の絶妙な距離感や言動に終始ニマニマさせられてしまう。
中でもみるきの方がより強くれもんを求めていたのが印象的でした。兼ねてからみるきと親密になりたいという思いは秘めつつ、他人の力を借りるばかりで自分がみるきとどうしたいのかを自分の意思で示せなかったれもんに対し怒りを感じたのも、それだけみるきが本当のれもんの気持ちを知りたくて、自分にぶつけて欲しいという願いがあればこその反応だと思うので。
プリマジスタの評論家。ネット越しの漆黒の明星としての顔も持っていたれもんですが、その経緯や生来の性格も相まって相手との衝突を極力避けるべく、自分の本心を隠したり譲ったりという一面は確実にあったと思います。そのれもんを相手にデュオを組むみるきが、それでは駄目なんだと言わんばかりに、本心を見せて素直な気持ちでぶつかって来て欲しいという思いを怒りで示してくれてるのが良いよね。
普段は腹黒な面もあるけど思ったことは割とストレートに出し、また自分の在り方を曲げることなく貫ける強さを持つみるきだからこそ、今のれもんに対して伝えられることがあるんだなと思うわけです。れもんを良い意味で甘やかさないみるきの遠慮の無さはれもんに必要だと思うし、逆に天の邪鬼で照れ屋な一面を持つみるきには真っ直ぐで純粋な目を向けるれもんの素直さが必要なんじゃないかな。
ファンからは水と油と評されたけど、その実で相性は抜群な二人。互いの欠点を補いつつ良いところを引き出し伸ばしてくれるような関係性。れもんのみるきと友達になりたいという申し出に対し、プリマジのライブで以て応えるみるきの在り方も心憎い演出でしたし、最後にれもんが自分の意思に基づき、みるきの持ちネタで返し彼女をやり込める様を見せてくれたのも最高でした。
お互いにデュオを組むパートナーだからこそ遠慮もないし思ったことはぶつけ合える。そんな気安い仲というか互いに気遣いの必要がなく素直な気持ちを伝えられる間柄に、この二人がなっていくところを見られて本当に嬉しかったのです。水と油と思われつつ混ざりあった二人のデュオが、果たしてどんな輝きを見せてくれることになるのか。次回も楽しみ。
今回はプリマジステージとみるきの持ち歌『イワナイ』の使い方が本当に素晴らしかったですなぁ。みるきと友達になりたいというれもんの思いに対し、プリマジスタとして応えてみせる。イワナイの歌詞にもある「同じ気持ちだけど言わないお」や、象徴的なフレーズである「ダイスキ」をみるきとれもんの二人で重ねて見せる演出は反則すぎた。
れもんの為だけにやったと言っても過言ではなかった今回のみるきのライブ。通常状態では素直に伝えられないこともプリマジスタ甘瓜みるきとしてなら歌に乗せて伝えられる。うむ、本当に良いものを見せてもらえて感無量なのです。やはり、みるれも強いですわ…。
