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キラッとプリ☆チャン 第139話 「「君こそスターだ!」なる店長がやって来たッチュ!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第139話 「「君こそスターだ!」なる店長がやって来たッチュ!」 感想

みんな大好きなる店長が帰ってきた!

なる店長主催のミュージカル!出来ると信じて飛び出す勇気!

久しぶりにキラ宿に帰ってきた我らのなる店長が魅せるエンターテイメントの真髄!身の振り方に付いて思い悩むイブの先行きを照らすではないけれど、自分を変えたいとか広い世界に飛び出してみたいと願う女の子の思いを、結果的になる店長が整えたミュージカルの舞台が後押ししてくれている事実に、レインボーライブを見ていた勢の一人として込み上げるものがある。

表舞台に立つとか自分らしさを表現して誰かを楽しませる。それは、レインボーライブで幸瀬なるではなく彩瀬なるとしてのなるが当初出来ずに思い悩んでいたことに通じるものもあるが、プリズムストーンの採用面接試験という用意された環境に意図せずして飛び込んで人生が変わる機を得た全ての始まり。なるにとってのそれが今回のイブにも通じているように見えて感慨深いものがある。

今回なるがやたらとヒロ様を彷彿とさせるサングラスの縁を口で咥える仕草を披露してたのも、観客を楽しませることのプリズムスタァとしてのヒロの心構えを踏襲していたことの表れと取ることも出来るのではないだろうか。いや、無理やりなこじつけ感もあるかもだけどファンを魅了し楽しませるエンターテイナーとしてヒロ様が一流であったことは揺るぎない事実なのでね。

ともあれこれまでプリチャンアイドルとしてデビューしたイブにとってのプリチャンは、どちらかというとルルナに自分の気持ちを伝えるための手段としての側面が強かったのだが、今回のミュージカル出演を機にそれとは全く関係なく、一人の演者として見ている人を純粋に楽しませる喜びや面白さを体感したというのが大きかったと思うわけです。

それは今のイブが強い信頼を寄せ始めているアリスの信条でもあるのだが、表舞台に立つ一人のエンターテイナーとして、それを身を以て知ることで社長としての自分とは違う在り方や目線、アリスとより深く通じ合うキッカケとしても機能していたように見えました。一度親元を離れて違う考え方や目線に触れたイブが、今一度ルルナと向き合うときに以前とは異なる形でルルナを揺さぶる提案をすることが出来るのか。

そういう意味でルルナが今一度仕掛けてきてくれたのは、イブにとってチャンスでもあると思います。相変わらずルルナの真意が未だに見えないのでアレなんだけど、そろそろその胸中に抱えているものを吐き出して欲しいと願ってやまないのです。それにしても前の塔といい今回のドームといいね。何かとイブを拘束して閉じ込めたいルルナの信条が反映されてる感のある建造物で面白いんだけど複雑な気持ちにもなるのう。

そんな感じでやっぱり今はイブとルルナの親子関係が物語の基本線にして中核になってる感じはあるが、それとは別にアメリカンかぶれしたなる店長のノリだったり、明らかに人力じゃ無理なプリ子ちゃんの持ち上げだったり、ペペロンチーノ体操の奇抜さだったり。単発要素で妙なインパクトあるものも多くてツッコミを入れつつ楽しい回でもありました。久しぶりにリングマリィとマスコッツがメインで頑張ってたのも嬉しかった。

妙に癖になるペペロンチーノ体操の独特の味わい深さ

イブちゃんが妙に気に入ってしまったペペロンチーノ体操。真似するには結構な体幹だったり柔軟性を要求されそうで実際やろうとしたらキツそうだが、こういうのって意外と子供受けしそうな気もするので、今回の作中で見せた子どもたちの反応って何気に真に迫ったものがあるんじゃないかという気もする。思わず口ずさんでやってみたくなる不思議な魅力が…あるかもしれない。

扮装マスコッツの可愛さは天井知らずだ

元が動物モチーフのマスコットなのにネコのきぐるみを重ねて可愛さを主張してくるマスコッツよ!いや、それでも普通に可愛さ溢れちゃうから反則です。こんなのズルい。