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ミュークルドリーミー 第42話 「おたから石は突然に!」 感想

ミュークルドリーミー 第42話 「おたから石は突然に!」 感想

いくつになっても趣味があるのはいいことだ!

趣味が紡いだ思わぬ繋がり!趣味によって潤う心と交友関係!

石マニアのゆめパパの代理で思わぬ形で石集斎先生と出会う機会を得ましたが、そこに至るまでの道筋で趣味がもたらす恩恵というか重要性を感じられる回であった気がします。「いくつになっても趣味があるのはいいこと」というのは今回のことこ先輩の弁ですが、実際に打ち込める趣味を持っている人って人生がより充実して光り輝いて見えるものです。

人は仕事や学業にのめり込むあまり心に余裕をなくし荒むことも往々にしてあるもので。そんな多忙な日々も趣味があるから心が潤い頑張れる。心にゆとりが生まれるとでも言いますか。好きな物事に打ち込んで発散することで周りを見渡す余裕も生じる。仕事や学業に打ち込むのは悪いことではないが、そればかりでは視野が狭まり知らず知らずのうちに閉塞感に飲み込まれることもままあることだ。

ゆめパパにしても石集斎先生にしてもアイス屋の店主にしてもね。休日出勤になっても生き甲斐があるから頑張れるし、趣味に纏わるものだから新しいことにも意欲的に取り組めるし出来ることが増えるし、他人がどうこうではなく自分の好きなことに全力だから人生が充実しているのだと思います。好きなことは人間の人生を充実させ可能性を広げてくれることに通じるのだ。

また、趣味を通じて他人との交友関係も広がるところがあるよね。それは同好の士との出会いに限らず興味のなかった人との接点を生じさせることにも繋がる。ゆめパパの為に集まってくれた朝陽、まいら、ときわの三人も石自体には興味はないかもしれないが、他の人の趣味の範囲に飛び込んだことで、楽しい思い出や時間が共有されて思わぬ発見もあったりする。

その時間を創出したという意味においても、自分が興味を持ってなかった他人の趣味を試しにやってみることで広がる世界というのもあるのだろうと。石集斎先生の正体がことこ先輩の祖父で、ゆめ達にとっては面識のある人だったけど、ゆめパパにとっては石マニアだから出来た接点であり、趣味が交友関係を広げ密接なものにすることの一例でもあると思うわけです。

この趣味関連に纏わるものが発するメッセージ。趣味がもたらす恩恵は今の杉山先輩にとって必要なことを示してくれている気もします。他人との比較とかじゃなく自分が好きでのめり込むことが出来るもの。それを共有し心を豊かにしてくれる相手と共に過ごす時間。良くも悪くも弟に人生の全てを縛られている杉山先輩が光を見出す道って、案外趣味を見つけることにあるのかもしれないと思った次第。

ともあれ趣味があるから人生は充実し心は潤う!自分もリアルで大々的に公言は出来ないけど女児アニメがあるから生きていけてるところあるのでね。ことこ先輩のお言葉に勇気を希望を貰ったのであります。いや、本当いくつになっても好きなものを好きでいられることって幸せなことだよね。

受験を間近に控え心労が重なる杉山先輩に追い打ちをかける弟の帰国

受験本番を間近に控えている今の杉山先輩に趣味を見つけて打ち込めというのは無理な話ではあるのだけどもね。やはり一人で胸の内に全ての感情を抱えて溜め込んでいるのは辛いことだ。自分を追い込んで追い込んで心を圧迫している今の杉山先輩に必要なものはやはり心の潤い。そして、弟の存在に縛られない生きてる実感や充実感を得ることに尽きるのではないかと思うわけです。

海外に行っていて離れていたことで何とかギリギリ保たれていた心の均衡。それが更に成長した弟アッキーが帰国することで追い込まれていくようなことになるのか。一年目も終盤に突入しているだけに、色々と危うく心が病んでいる杉山先輩がどうなっていくのか目が離せない。杉山先輩とゆに様たちに夢と希望が溢れる未来が訪れますよう。

二年目以降も続投決定!ミュークルドリーミーみっくす!

シリーズとしての継続は早々に決まっていましたが、二年目以降も主要キャラは続投で物語も地続きな続編になりそうで一安心!ジュエルペットのようにマスコット勢は続投しつつ、人間側のキャラがリセットされて新キャラになるかもしれないと思っていただけに、大好きなゆめちゃん達の活躍がこれからも見られることに喜びを隠せないのである。

キービジャルからして杉山先輩に代わってアッキーが主要キャラの仲間入りしそうな気配もありますが、一年目の締めをどのようにしてそこまで持っていくかも当然気になるところ。杉山先輩とゆに様たちはずっと一緒にいて欲しい気持ちもないわけではないのだが…。今後の展開も含めて二年目の物語も本当に楽しみ。