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キラッとプリ☆チャン 第142話 「とりかえっこ!イブちゃん、お店はじめるッチュ!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第142話 「とりかえっこ!イブちゃん、お店はじめるッチュ!」 感想

輝姉妹で力を合わせプリチャンランドを更に盛り上げる!

得手も個性も人それぞれ!アリスとイブの強みが合わさり広がる可能性!

遂に両親との再会を果たし全員集合となり輝家の面々が織りなす幸せに満ちた家族の空間。プリチャンアイドルとマスコットの力が合わさり笑顔が溢れる理想の空間となったプリチャンランドの新しい形。笑顔がもたらす幸せや喜び。自分が楽しみ誰かを楽しませることで広がる幸福や充足感など、プリチャンの原点に今一度回帰するような内容でもあった気がします。

社長業をそつなくこなすアリスとは対照的に、アリスを意識しすぎるあまり形を真似ようとして失敗するイブを通して、誰かの真似をするのではなく自分の良いところや個性を大事にすること。みらいが言うところのキラッと自分流を貫くことで見えてくるものがあるという助言に象徴されるように、配信においてプリチャンアイドルが大事にすべき心構えを、イブが一から学んでいたところにも、それが表れていたと思います。

人間一人で出来ることは限られている。それぞれの個性や良さが絡み合い、噛み合った時に自分一人では成し得なかった大きなことだって出来るのだ。お互い行き違って今は別れているけど、イブとルルナだって今までそうやって歩んできたことは変わらない。ソルルだけでなく家族と再会して新しい繋がりを結び直したアリスにだってそれは言えることだろう。

何より自分が楽しまなければ、楽しいと思えなければ見ている人や伝えたい人にだって楽しい気持ちになってもらうことなんて叶わない。プリチャンアイドルの先輩一同、姉であるアリスを中心に人を楽しませるには何が必要なのか。社長としてのアリスではなく、プリチャンアイドルの目線でランドを楽しむ人と直に接したことで、それを肌で知りイブが実感を得たことが何より大きかったんじゃないかな。

カガヤキコーポレーションの経営者、プリチャンアイドルといったコンテンツを提供する者がいて、マスコット達がサポートし、それを楽しむ人達がいて初めて理想のプリチャンランドは完成を見る。どれが欠けても不十分であり、イブがルルナと共に願った理想の夢の形に必要なものが何か見えるのと同時に、ルルナに何が足りなかったのかも感じられる回でした。

家族とランドという二つの空間から見えた理想の形。足りないものをお互いの強みで補い、昇華することで開ける新たな可能性。プリチャンアイドルとマスコットとファンが織りなす理想の夢空間を見た思いで一杯なのです。そこにルルナが加われてないことに一抹の寂しさを覚えずにはいられないのだが…。えもやアリイブパパも気にかけてはいたし、最後はこの輪の中に溶け込めたら良いよね。

ともあれ今回はお互いの発言に照れ合うアリスとイブの姉妹仲の進展。ずっと自分の進む道を示し強制していたルルナ抜きで、失敗から大切なことを学び自分で考えてプリチャンアイドルとしても経営者としても成長し、新たな道を歩み始めたたイブの姿など。そんな新展開に向けての兆しを感じられる第一歩な回でした。

久しぶりに憂いの殆どない明るく楽しく騒がしくな内容でしたし、みらい達が先輩として存在感を放っていたのもあって何か人心地ついたというか安心した。

楽しさに包まれる皆の輪の中に入れないルルナの先行きや如何に

やっぱりルルナはぐぬぬってこそのルルナですわ!ってことを改めて確信させてくれた今回のオチ。オチ要員として凄く光っているルルナなのだけど、ある意味で一番プリチャンランドに対して深い思い入れがあるだろう彼女が関わらないところで、ランドが急速に変わっていく様をまざまざと見せつけられるのは胸中複雑であろうと。ある意味イブ以上にプリチャンランドに心血を注いでいたマスコットの偉い人なので。

プチマスコット形態、改めちびルルナになったルルナが凄く可愛らしいので、暫くこのままでいてもらいた思いもあるが、今後のルルナの復権までのプロセスにも要注目なのです。今回は安定のルルナぐぬぬオチだが彼女の巻き返しにも期待しているぞ!

情報量満載の新OP『ドリーミング☆チャンネル!』

アンジュさんの再登場示唆だったり、安定の虹ノ咲さんだったり、主人公感すら漂わせているキラッチュだったりと気になるカットが沢山あったけど、その中でも一番気になるのはやっぱりソルルナのカットよ。ちび化して悔しそうなルルナは分かるのだけど、不敵な笑みを浮かべているソルルのカットが気になりすぎて暫く予断を許さない状況が続きそうだなと。

前回もチラッと書いたけど、ソルルによって語られた過去回想って長らく記憶を失っていたソルルの一方的な視点に基づく描写でもあったので、もしかしたらもしかするのかもという思いが少しばかり膨れ上がったのです。まぁ今回を見ていてもご主人様思いで主を支え導くマスコットとしての姿を見せているので、そんなことはないって思いたいけど一抹の不安は残る。

いずれにしろアリスとイブが長きに渡って生き別れた後に通じ合い、姉妹としてアライブとして失われた時間を取り戻し、新しく楽しい思い出を共有していってるように、ソルルとルルナも長きに渡る確執やわだかまりを解消させて、アリイブが生まれた直後の在りし日のように、楽しい時間を共に過ごせるようになったら言うことないよねと。やはり最後はそれを期待してやまないという願いがより強くなるカットでもありました。さて、どうなっていくことやら…。