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キラッとプリ☆チャン 第104話 「パンパカパーン!メルパン登場だパン!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第104話 「パンパカパーン!メルパン登場だパン!」 感想

ラクルキラッツとメルティックスターは永遠のライバル!

改めてのライバル宣言!キラッツとメルティックの対称的なコンセプト!

プリチャンアイドルたる者、常に優雅で完璧であれ。メルティックスターの三人とイブやメルパンとの出会いの話でもあり、キラッツとメルティック双方のコンセプトの違いが改めて見える内容でした。シーズン3から入った人に対しては両チームの特色や関係性を改めて示していた側面もあり、プリンセスカップに臨むにあたって気持ちを新たに仕切り直す意味合いの再スタートの側面もあったと思う。

頂点を狙うプリチャンアイドルなら馴れ合いなど不要。常に完璧で優雅たれ。あんなを筆頭にそれこそがメルティックスターの魅力にして強みでもあり、何かと事細かい性格であることが見受けられたメルパンは、まさにメルティックを導くに相応しいマスコットキャラなのだろう。そんなメルパンとの出会いと加入への経緯が、メルティックスターの特性が何であったのかを今一度思い起こさせてくれる。

それと対称的なのがキラッツであり、完璧であることよりも楽しむことを優先し、「やってみなくちゃわからない!わからなかったらやってみよう!」を前提に、いい意味で枠や固定観念に囚われない自由さこそが、キラッツの魅力にして強みでもある。アリスを交えた甘いピッツァ作りを通して、両チームのコンセプトの違いが改めて浮かび上がる形になっていたように映る。

勿論どちらが良い悪い、正しい間違っているという話ではない。目的や目標に対するアプローチの違い。目指す方向性や大切にしている譲れない思い。その違いというだけでありキラッツとメルティックの在り方は何ら変わっておらず、彼女らの関係性や根幹にある部分は、例え舞台が移り変わろうと微塵も揺らいではいないということを新シーズン開始と共に示してくれていた。

財閥繋がりで幼少期から面識のあったあんなとイブの交流。少しずつ見えてきたアリスとイブの境遇やマスコットの追加等々。いろいろな新要素を交えて作品世界の幅や懐の深さを更に広げながらも、前回も触れたようにプリチャンの軸はあくまでミラクルキラッツとメルティックスターのライバル構図にあることを、ある意味で再スタートである今の時期に改めて提示してくれていた回だったのかなと思います。

プリチャンアイドル以外の目的を持つ二人!アリスとイブの対称性!

本編ではキラッツとメルティックの対称性を主軸に触れたけど、新キャラであるアリスとイブも実に対称的な要素をそれぞれ兼ね備えたキャラ造形であることを改めて思い知らされる。サーカス団に拾われ実の両親を探しにはるばる日本までやってきた苦労人のアリスだが、なかなかに重い境遇を背負いながらも底抜けの明るさとポジティブさで、それを気取らせることなく場を和ませる役割すら担ってくれている。

一方この年でカガヤキコーポレーションの若き社長として登場したイブは、生まれや境遇だけを見ればアリスと対称的なんだけど、一見神秘的でクールなイメージの彼女も主にあんな相手に物覚えが悪いボケをかましたりしていて、見た目や境遇からだけでは推し量れないポテンシャルの深さみたいなものを感じさせてくれる。アリスに対するさら様の評がまんま当てはまる感じなのだ。

その彼女らを支えるソルルとルルナもキャラ名からして対称的な存在だし、今回はキラッツとメルティックの関係性を筆頭に、あらゆるところで対称的な描写がなされていた回でもあったと思います。ともあれアリスやイブは現時点で既に可愛らしい一面を披露してくれているし、これからもっと彼女たちの内面が見られたら良いなという思いでいっぱいなのです。生来の可愛らしさと境遇から来る重さも込みで、これから先どうなっていくのか楽しみだ。

マスコット擬人化の第一号はルルナ!アリスとイブの関係性や如何に

キービジュ発表の時点でキラッチュ、メルパン、ラビリィの擬人化アイドル路線は見えていたので、ソルルとルルナももしかたしたら…という思いはあったんだけどね。それでもこんなに早い段階で、しかも前述の三人よりも先に、ルルナ擬人化状態がお披露目されるとは思っていなかったのビックリした。でも、この畳み掛けるようなスピーディーな展開こそがプリチャンの魅力的なところでもある。

今のところ直接的な接点が見えてないアリスとイブの何らかの繋がりを仄めかすなど、ルルナ自身の突然の登場や荘厳なビジュアル、意味深な発言とも相まって短いながらもインパクト抜群なシーンになっていた。ルルナがこうなるなら当然ソルルも…という期待も高まるし、今回のめが兄ぃの発言にもあったようにサポート役だけに留まらないマスコット勢の更なる活躍も楽しみだ!