何事も笑顔で楽しんだもの勝ちなのである。
知らないことを知るのは楽しいこと!アイドルマスコット検定試験!
アイドルマスコット検定試験を通じて前向きに学ぶ姿勢や知ることの楽しさ面白さを感じられる話になっていて素敵。中でもアリスの物事に対する考え方や捉え方については考えさせられるものがあり、本作の登場人物でもとりわけ重い境遇を背負う彼女が、常に明るく楽しく人生を満喫出来ている所以を改めて思い知らされるのである。アリスが語るから重く意義のある言葉として響く。
何でも後ろ向きに捉えていたらどうしたって暗くなるし楽しい気持ちにはなれないもの。知らないことを知ることは本来とても喜ばしく楽しいことであるし、未知なる世界に飛び込み挑戦することだって本来はとても楽しく意義深いものであるはずだ。せっかくやるなら楽しく元気に前向きに!その精神はプリチャンやプリチャンアイドルとしての本懐に通じるものでもあり、アリスはデビューしてなくてもその資質を既に備えていると言えるのかも知れません。
勉強が苦手で後ろ向きだったキラッチュにしても、仕えるべきご主人様に出会えてない自分を不幸だと嘆くラビリィにしても、求められていたのは柔軟かつ前向きに物事を捉え楽しもうとする姿勢に他ならない。実技試験のライブを前に緊張したキラメルの二人を、楽しむ重要性を知ったキラッツとメルティックが後押しするのも良かったし、そのマスコット二人のライブの熱に当てられるように、ラビリィへと繋がっていく話運びも良かったなと思います。
メインはキラッチュとメルパンのアイドルマスコット検定試験と思いきや、ラビリィも含めマスコットの面々に大切な心構えや指針を示したアリスとソルルコンビの存在感が際立つ回でした。彼女らに思うところがあって独自に動いている節も見受けられるルルナも含めてだけど、本筋を勧めながらも各キャラの掘り下げもしっかりと行い、上手く絡めていくプリチャンの話運びの巧みさを改めて感じた回でもありました。
判明した記憶喪失!?気になるソルルとルルナの関係性は…
遂に対面を果たしたソルルとルルナ。主にルルナの一方的とも言える意味深な言動の数々は印象深いものがあり、中でも最後にサラッと投下されたソルルが記憶喪失状態に陥っているという事実はやはり気になるところです。そもそもプリチャンランド完成以前からマスコットとしてアリスと共に各地を巡っていたらしいソルルは、キラッチュやメルパンとはまた別の意味で他のマスコットと一線を画する特別性を感じられるのは言うまでもない。
アリスとイブの関係性にも直結するであろうソルルとルルナの関係性。特にルルナはイブには内緒で独自の思惑の元に動いているのではないかと思わせる言動もあり、その真意がどのような思いからきているのかは引き続き注目していきたいな。今回モニターに映るアリスの姿をイブの視界に入らないようさり気なく遮っていたりもするし。今回の接触も探りの意味合いが大きかったのかな。
ソルルはソルルで記憶を失ってることとか全く気にしてなさそうだが、それ以前にどんな感じだったのかはやはり気になってしまう。と同時にソルルのアイドルマスコット姿がどんなビジュアルなのかも俄然楽しみになりました。プリティーシリーズ、中の人繋がりでどうしても格好いい系を連想してしまうところ。ひびき様路線かシャイン路線かはたまた…。仮に新境地を開拓したとしても厄介な濃さを兼ね備えた鮮烈で強烈なキャラになるのは間違いないだろうなぁと期待してしまうのです。