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トロピカル~ジュ!プリキュア 第39話 「みつけて!さんごのきらめく舞台(ステージ)!」 感想

トロピカル~ジュ!プリキュア 第39話 「みつけて!さんごのきらめく舞台(ステージ)!」 感想

さんごちゃんが自分の大好きなものを見定め掴み取る!

さんご初登場時の性格とか押しの弱さというか。自分の意見を主張せず周りに同調することで波風を立てないようにしていたところが、涼村さんごの始まりだっただけに、自分の意志でモデルオーディションに挑戦し、表舞台に立つ経験を経て自分が本当に好きでやりたいことを見定める姿に、さんご自身の成長を感じられるし今まで辿った軌跡が集約されているのも感じられる。

さんごが自分の夢や好きなことを見定めるにあたって、最初から人前に立つのが苦手だから裏方や表舞台に立たないことをというネガティブで後ろ向きな気持ちではないのがやはり大きいと思います。実際に自分の意思を表明し行動に移した上でやはり自分は誰かを支え助けになることに意義を見出すことが映えるわけで。それが自分の求める可愛さや強さを更に確かなものとする一助となる。

さんごがこれまで辿ってきた様々な経験に加え、プリキュアの一員キュアコーラルとして果たしてきたチーム内での役割。盾役として皆の支えとなり護りとなることで真価を発揮する役回りも、今の涼村さんごを形成する得難き経験として血肉になっている話運びも凄く良かったなと思います。

誰かに誘われたり言われたからではなく自ら前に出たからこそ得られた知見。ゆなと同じく挑戦しやりたいと思ったことに全力で向き合ったからこそ導き出せた結論。全体を通して見ると登板回も少なめで、スポットライトが当たる機会も決して多くはなかったかもしれないさんごでしたが、その中で丁寧に積み重ねてきたものが結実した涼村さんごの一つの集大成となるような回でした。

皆を支える力になりたいという思いを強くしたけどその一方で、自分の意見を主張するべき時にはするし前にだって出ていく。最後にまなつを押しのけて彼女の台詞を代弁したところに、初期とは異なる強かさを身に着けたさんごを見た思いでいっぱい。自分の好きなこと、やりたいことを定め生き生きしている彼女の歩む道は、きっと明るく楽しくキラキラ輝くものになる。将来的にコラボ回や映画などで天ノ川きららのメイクを担当するさんごちゃんの姿を見せてくれたら私は嬉しい。実現する日が来ることを密かに願っているぞ!

書類選考以前のところで振り落とされたり補修を受けたりと今回はネタ担当気味だったローラでしたが、仲間のことを思いやりカバーする為に自分たちで何とかすると言うところに、彼女の確かな成長と女王としての資質を身に着けつつあることを実感する今日このごろ。

最初の頃は人間のことを自分が女王になる為の捨て駒と言い切り、プリキュアとしての使命より学校生活を優先しようとしてるように見えたまなつに対しても不満を抱いていたローラも今や立派になってね。内面的に成熟している様を見せてくれていた。民の気持ちを汲み取り足りないところは皆の力を合わせて乗り越えようと支え導く役回り。

それこそが人の上に立つ女王に求められる何よりの資質で、今回のローラは図らずも何より女王然とした佇まいを視聴者に見せてくれていたんじゃないかな。

補習を受けているプリキュアなんて伝説に傷がつくわ。かつて、その痛烈な一言でれいかさんを除くスマプリ先輩たちを戦慄させた十六夜リコさんの名言だったのですが、時代が令和に突入し今度は後輩プリキュアに突き刺さる一言になるなんて。まなつも補習を受けずとも以前赤点を取ってたし、去年のひなたちゃんもアレだったのでね。勉強苦手ポジが各チームに一人いるのはある種のお約束。

まぁ百歩譲って人間界に来てまだ日が浅く、勉強面以外でも世情に疎く色々な面で苦労している姿が散見されるローラが補習を受けるのはまだ分からなくはない。というか一科目だけならまだ優秀な方かもしれない。

問題はやっぱりチームの5人中4人が補習という憂き目にあったスマプリ先輩たちの方だろう。自分たちの世界で普通に学校生活を送っているはずなのに、夏休みに遊び呆けて最終的にやらかしてしまったのだから、れいかさん以外のメンバーに弁解の余地などないのである。プリキュアで補習に言及される度に引き合いにだされる伝説の光景であるが、何回見ても面白すぎる。ある意味、幸せで楽しい気持ちで笑顔になれるのでウルトラハッピー!