虹ノ咲さんとだいあちゃんの強キャラオーラが堪らない！
全ての要素が集約された集大成の場！クイーンズグランプリ開催！
虹ノ咲だいあ＆だいあが新たなプリンセスとして選出されて、早々にデュオライブを繰り出す展開だけでも激アツだったのだが、発表に至るまでの中で各シーズンの強キャラにして立ちはだかるラスボスでもあったアイランジュの二人のその後の姿であったり、ひかりとおしゃまの関係性の進展と変化などが垣間見える回でもあり、見どころが沢山あって色々な意味で濃密な回でした。
長期シリーズでシーズンを重ねると過去の強キャラが自然とフェードアウトしたり、各シーズンごとにフィーチャーされていた主題や要素が過去の遺物になってしまうことも往々にしてあるのだが、プリチャンにおいては一年目と二年目の物語で描かれたことを尊重し、それらの積み重ねがあったからこそある今の姿を強調して示してくれるのが本当に嬉しい。
ピュアプリンセスコーデやダイヤモンドコーデが、今のイルミナージュコーデに匹敵するものであったこと。それを巡り研鑽を重ね高め合ってきたプリチャンアイドル達の物語があればこそ今のプリチャンランドとクイーンズグランプリは成り立つこと。各シーズンのキャラや要素を一箇所に集約させて更に昇華させんとするところにプリチャンの集大成の場であることを感じずにはいられません。
各シーズンでの高め合いや競い合いの中で新たな道を見出した者の変化や進化もその一環のように感じます。積み重ねの中で人は変容していく。憧れのあいらを追ってデザイナーの道を歩みだしたアンジュは、デザイナーズ13の代表として若人たちが新たに夢を追う場を取り仕切り、かつてのあいらのように支え導く立場になっていたし、虹ノ咲だいあも自らの意思で表舞台に上がる強さを身に着けている。
また変化や進化という点ではひかり＆おしゃまコンビが最たるもので。最初は互いに嫌い合ってすらいた彼女たちが、今ではお互いのことを大切な存在として見ていて支えてあげたいと思ってるし見守っていて欲しいと思っている。悪戯ではなく真っ当な努力を出来るようになっているのもそうですが、積み重ねと変化を感じさせる今回の中で、それを一番体現していたのが今回のおしゃまだったのではないかと思う。
それだけにおしゃまに先駆けてひたむきに頑張っていたアンジュや虹ノ咲だいあが良い方向に変化し報われたように。ひかりの支援を受けひたむきに頑張り始めたおしゃまがいつか報われる日が来ると良いなと。そんな積み重ねの果てに見える変化、もとい進化の尊さを感じられる回でありました。集大成に向けての動き出しという意味で上々の立ち上がりなのではないかな。
クイーンズグランプリが三年目、ひいてはプリチャン全体の集大成の場となるかはまだ不明瞭なのだが、来るべき時が刻々と近づいてきているのを肌で感じられる流れに入った気もする。それだけにここから先の展開を今まで以上に余すことなく堪能していけたらいいな。
Wだいあの凱旋ライブ！MEMORIES FOR FUTURE -Ray-！
虹ノ咲さんが新たなプリンセスになる可能性は大いに考えたのだが、アナザーだいあ改め黒だいあちゃんバージョンのだいあちゃんとデュオでライブやってくれるなんて嬉しい誤算でした。本来はバグに侵食されて変容した状態のだいあちゃんが黒だいあちゃんでしたが、彼女のことをなかったことにするのではなく、今の変化し進化した姿をこういう形で回収するのだなと感心する。
プチだいあちゃんのアイドルマスコット形態として採用となった黒だいあちゃんとしての姿。共に歩み物語を彩った大切な存在として尊重している。プリチャンのコンセプトや各キャラの優しさや慈しみ、他者を尊ぶ精神が反映されればこそのステージだったのではないだろうか。黒だいあちゃんの「だよ～ん！」がやっぱり癖になるし大好き。
いつかは陰のプリチャン番長に！？おしゃまの今後の躍進にも期待！
上でも少し書いたけど今まさに変わっている最中の最たる存在がおしゃま＆ひかりなのだと思います。当初は互いに嫌い合っていた両者が、今では互いを尊重し思い合う間柄になっている。妹山の優しさにおしゃまは勇気をもらい、おしゃまの頑張りにひかりは夢を見ているのだ。ひかりに支えられ励みをもらうおしゃまの構図は、初期のキラッツに通じる相関性もあって今後を期待せずにはいられない。
いや～、ひかりちゃんとおしゃまの間の不思議な信頼関係というか連帯感というか。両者の間で育まれる友情が格別なだけに、どこかでもう一度おしゃまトリックスの見せ場が来るといいなと願わずにはいられない。このままでは終われない！素敵で無敵なおしゃまの躍進をいつの日か見られることを夢見ている。
