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キラッとプリ☆チャン 第148話 「ついに開催!クイーンズ・グランプリだッチュ!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第148話 「ついに開催!クイーンズ・グランプリだッチュ!」 感想

イルミナージュクイーンの栄冠を掴む者は果たして…!

遂に開幕したクイーンズグランプリ。壇上に立つ各エリアのプリンセスそれぞれに込められたドラマ。プリチャンを通じて紡がれてきた繋がり。溢れる感謝と迸る情熱の波が全てこの一つの舞台に集約されていて、半分くらいがライブ構成で紡がれる話数であっても見応え抜群。これまでプリチャンを介して出会い絆を紡いだゲストキャラやモブも含め画面に映る全てから集大成感が伝わってくる。

メタ的な視点で言えばライブの順番決めによって、ある程度は結果を察するところはあるかもしれない。しかし、それでも各プリチャンアイドルのこれまでの軌跡と固有のエピソードでしっかり魅せてくるし、ご主人さまとマスコットの確固たる繋がりを改めて感じられるので、グランプリの行方以上に要所要所で満たされてしまうところはあった。

だいあちゃん達のみらいへの変わらぬ憧憬の気持ちや成長した姿。もはや結婚披露宴と言っても差し支えないリングマリィとラビリィの結びつき。そして、最大のライバルにして最高の仲間でもあるメルティックスターがミラクルキラッツへ向ける対抗心から生じる向上心。それと同時に素直に発露する感謝の気持ちを、ライブの間奏パートでの独白で行うところに痺れてしまったのである。

期間にすれば3年と少し。話数でも150話近くまできた長期シリーズ。その積み重ねがあればこそ成り立つ舞台と話でもあり、その強みや醍醐味が存分に味わえるエピソードであったと思います。その熱量と同時に全ての要素からこれでもかというくらい最終盤であることを感じられる雰囲気もあって、盛り上がるのと同時に一抹の寂しさがあるので複雑でもあるのだが。

ともあれプリチャンアイドルとマスコット、リアルとバーチャルの垣根を超えた友情や絆を存分に感じられたからこそ、仕えるべき主であるアリスやイブに黙って何かを画策しているソルルナの水面下での動きも際立つというものです。予告では来週で決着とあるけどまだまだ波乱が巻き起こりそうなクイーンズグランプリ。それらを乗り越えイルミナージュクイーンの栄冠を掴み取るのは果たしてどのプリチャンアイドルなのか。ますます目が話せないクイーンズグランプリを、最後まで余すことなく堪能していきたい。

マスコットやだいあちゃん達のご主人様を思う気持ちが健気可愛すぎるからこそ、人知れず何かを画策しているソルルとルルナの動きが余計に気になるのです。願わくばこれもアリスとイブを真に思えばこその行動であって欲しいのだ。それにしても今回は特にラビリィの可愛さが際立っていましたわ。アイドルマスコット形態の真価を発揮していたと言わざるを得ないラビ。