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ミュークルドリーミーみっくす! 第27話 「スポーツランドもドリーミー」 感想

ミュークルドリーミーみっくす! 第27話 「スポーツランドもドリーミー」 感想

ときわちゃんとねねちゃんの二人が共に思い描く素敵な夢。

昨年は回想の中でのみ触れられた運動会エピソード。今年は無事に本編で描かれることになって一安心。久方ぶりに登場したななちゃんも交えて楽しむことの意義や尊さに触れる内容でしたが、子供心に誰もがみんな楽しみにしているとは限らない運動会というイベントの側面と、ときわとねねが共有するみんなで一緒に楽しむ「わくわくキラキラドリーミースポーツランド」を絡めて見せる話運びが上手いなと。

転校生で兄弟もいるときわだからこそ、皆の力を合わせて何かをやり遂げることや一緒に楽しむことに、より意義を見いだせるのだと思うし、運動会が苦手という子供にも気を配ることが出来るのではないかな。運動会は楽しいものという決め付けではなく、苦手な子や嫌がる子もいるんだよということに触れた上で、そんな子も含めて皆が楽しむために何が出来るのかということに触れてくれたのが良かったです。

プチトマトマンの時にも食育に通じるメッセージ性のようなものを感じたのですが、こういう色んな子供がいることに気を配った話作りが徹底されていることを改めて感じる次第です。自分が大好きで得意な分野であるスポーツにおいて、それが苦手だったり嫌いな子もいることに目を向けられるときわの視野の広さというか相手の側に立って物事を考えられる気質も際立っていました。

アクムー様側の動きで言うとネタ枠にもなりかねない新ユニット・サンシャルルの結成があったりで今後の活動がより活発化しそう。ドリームパートナーを直接狙い始めましたし、今後はそれを乗り越えたものでアクムーランドを光で満たし、主要キャラの具体的な夢に迫っていくことになるのかな。

一年目はドリーミーストーンを集めたご褒美としての願い、夢に焦点が当たりましたが、みっくすではそれとは別に各キャラが将来的に目指すものや叶えたい願いという意味での夢に迫ることになるのかな。個別回を通して今までとは少し異なる皆の姿や新たな魅力を見られると良いですなぁ。

ゆめへの思いで蕩けてしまったアッキーを支えるべく杉山先輩と律お兄ちゃんもサンシャルルとして参戦!去年の杉山仮面よりネタ的な意味合いが強まっている気がしますが、夢の世界やドリームパートナーの事情を知ってる杉山先輩はともかく律の方は今の事態をどう思っているのか。ことこ先輩は早くも何かに勘付いたような気配もありましたが、お兄ちゃんのこんな姿を見てどんな反応するのかは楽しみでもあります。

サンシャルルが結成されたことは置いておくとして、杉山兄弟のわだかまりが完全に解消され、杉山先輩とゆに様が再び通じ合う尊さにやられてしまう。アッキーは自分ひとりで何でも出来ると思っていたけど、それは違っていて仲間が居てくれることの喜びを実感していましたしね。仲間と一緒に何かを成す喜びという意味では、今回のときわが掲げる夢に通じるものもあると思います。

アッキーの心情吐露を受け、杉山先輩も弟がどこにでもいる一人の人間であることを感じているのも一年目のコンプレックスを感じていた彼の姿を見てるとこみ上げてくるものがある。杉山兄弟に関しては本当に風通しが良くなって嬉しい限りなのです。

あと極めつけは、はるる呼びで照れ照れになるゆに様ですよ。元おやびんと今一度通じ合い喜びを爆発させる姿が愛おしい。この可愛さが堪りませんでした。ゆに様たちはこれでもう幸せ満開だしもうアクムー様に加担しなくてもいいんじゃないかと思えるほどだ。まぁ何気に忠誠心が強いゆに様たちなので、一度付くと決めたら最後まで付き合うのだろう。それもまたゆに様たちの魅力なり。