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ミュークルドリーミーみっくす! 第7話 「たのしもうよ朝陽」 感想

ミュークルドリーミーみっくす! 第7話 「たのしもうよ朝陽」 感想

何事も楽しんだもの勝ちなところはあるものだ!

ゆめ達のノリに合わせられるライトな一面もある朝陽だが、本質的には真面目で責任感の強い好漢でもあるもんね。今回はそんな朝陽の硬派な一面が強く出ていた回でもありましたが、二年目に入り先輩になったという立場の変化だったり、育児という題材が加わった今だからこそ、責任感を持って事に当たることと同じくらい力を抜く時には抜いて楽しむことを忘れてはならないということが伝わってくる回でした。

楽観が過ぎるのも場合によりけりなんだけど、何事も楽しんだもの勝ちは世の真理でもある。張り詰め過ぎれば病んでしまったり好きなことすら楽しめず嫌いになってしまいかねない。折り合いというか付き合い方や適切な距離感というものがあって、何より一人ですべてを背負い込む必要はなく、楽しいことも苦しいことも仲間や家族と分かち合うことで見える世界もあるものだ。

幼馴染のゆめが部活を頑張りながらちあちゃんのお世話もしっかりしている姿を見ているからこそ、朝陽も自分も負けていられないと奮起しようと追い込んでいたけど、その朝陽に対してゆめが楽しめばいいんだと意図せず自然体で諭してくれたのも良かったな~。良くも悪くもゆめから受ける影響が大きい朝陽だからこそだし、改めて幼馴染な二人の特別な距離感、関係性が感じられたのも嬉しい。もう実質家族よ。

子育てを通じてと言えるほどまだ期間は経ってないけど、そういった立場や精神的な成長や変化が垣間見えるのも良かったし、一年前のテニス回からの変化も見て取れるのも素敵。今でも朝陽にとって憧れの杉山先輩とのやり取りも良かったし、二人の身長差が当時よりも少し縮まっているのも見て取れる。こういう変化や成長の描き方が出来るのは年間放送作品の強みだよなぁ。

久しぶりに朝ゆめ要素も感じられる内容で個人的にも満足度が高い回でした。一年生時はゆにっちアビスで暴走させられた朝陽も、今ではユメシンクロして対戦相手を救う立場にもなったのよなぁ。改めて若者たちにとって一年という時間がもたらす諸々の変化や成長を感じずにはいられないよ。

これもう実質夫婦じゃん!としか思えないちあちゃんの抱っこを巡る朝陽とゆめの一連のやり取りが最高でした。他の三人がニマニマした顔で二人を見つめている気持ちがよく分かる。視聴者の思いもシンクロしていること請け合いなのです。もう本当に家族ですわ。

忘れちゃいけない朝陽くん単独のチアふるタイム!ミュークルドリーミーなら絶対やってくれるって信じてた!こういう細やかな心遣いを欠かさない安心安定のミュークルドリーミー。やはり無限に信頼できてしまう。