ミュークルドリーミー第13話「転校生ときわちゃん」感想

新たなる仲間！転校生ときわちゃんとパートナーねねちゃん！

4人目のドリーミーメイト！ときわとねねの真の出逢い！

転校生というポジションを活かした安西ときわのキャラの掘り下げ方や話の展開の仕方が巧みでした。事前のキャラビジュアルや今までの顔見世の様子などから、ときわに対して個人的に抱いていた事前のイメージが、クールな感じの大人びた面と快活さを併せ持つタイプのキャラなのかなと思ってたのです。その格好良さで同性からも人気が出そうなイケメン女子的な感じのね。

ただ、彼女の実態はそれとは真逆と言ってもよく、転校を機に新しく友達が出来るのか。新しい環境に馴染めるのか不安に感じる等身大で年相応の子であり、主要キャラの中でも最も繊細かつ乙女ちっくな一面を持つ女の子で、ゆめたち三人とはまた異なるタイプの四人目の仲間として、物語に更なる刺激と幅広さをもたらしてくれそうで期待も高まってしまう。

転校を機に感じる不安から生じる悪夢もゆに達の介入に繋げやすかったし、転校の挨拶で意外と人見知りして照れる一面も明るみとなり、まだ喋らないぬいぐるみに語りかけお守りにしようとしたり。明るく振る舞っているようで気を張っている。転校生という特徴を活かし見えているようで見えない一面があることを、夢とはまた違った形で表現していた回でもあったんじゃなかろうか。

色々なところにある意外性。見方を変え視野を広げてみればまた違ったものが見えてくることもある。転校は旧友との別れにもなったが、新たな友達やパートナーねねとの出会いのキッカケにもなった。不安から抜けた先にある思っても見なかった楽しい毎日。ドリーミーメイトのパートナーとして過ごす意外性に溢れる日々が、ときわちゃんにとって幸せなものになると良いね！

OPにも早速追加のときわちゃん！EDでの登場も待ち遠しい！

正式にドリーミーメイトとして加わったのが今回なので、次回から追加されてもおかしくないところだが、転校と同時にときわちゃんが迎え入れられているようにも感じられて嬉しくなるところでもある。今作に限ったことではないけど物語展開に合わせて変化するOPEDはやはり良いものだと改めて。EDのCGパートでときわちゃんが加わる日もきっと遠くはないだろう。しかし、ときわちゃんですら未だ入れないEDに最初から参加している朝陽くんってやっぱ只者じゃないわ。

締めるところは締めるぺこっちの存在感が光る

普段はお笑い担当で賑やかし役に回ることが多いけど、みゅーちゃんと二人きりの時には他に歯止めをかける人もいないのもあってか常識的な観点から意見を言ったり暴走を制止したりしており、ここにも今回感じられた意外性やまだ見ぬ一面が見えた思いでいっぱいなのです。すうちゃんもことこ先輩と同様に知的だけど割と過激なことも素知らぬ顔してやりそうな気配がありそうなだけに。案外ぺこっちがドリーミーメイトを引き締める存在となっていくことも…あるのかもしれない。