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ミュークルドリーミー 第16話 「私はやっぱりチアっちゃお!」 感想

ミュークルドリーミー 第16話 「私はやっぱりチアっちゃお!」 感想

健気に頑張るゆめちゃんの笑顔を守り隊。

応援の力で広がる笑顔と元気の輪!友人一同の温かな気遣いが素敵!

落ち込むゆめを元気づけようと手を尽くしてくれる友人たちの気遣いが温かくて好き。ユメシンクロの力を抜きにしても、まいら、ことこ、ときわを筆頭にゆめの明るく元気な姿勢に励まされている友達は多い。ゆめの笑顔から活力を貰っている友人たちが、杉山先輩の引退を機に落ち込むことが多くなったゆめに、それを返す形で巡り巡る関係になれていることが素敵だし、それをキッカケにゆめが応援の原点に立ち返り、その素晴らしさを噛みしめるという原点回帰の内容になっているのも素晴らしい。

ドリーミーメイトと出会いドリームパートナーとなった一同。でも、ゆめ達の結びつきはその使命に基づくものだけでは決してなく、互いを尊重し大切に思い合える友達同士の間柄になれている。杉山先輩の引退で一区切りついた形になっているが、同時にゆめ達が出会ってから今までの間に、どんな関係性を構築してきたのかということが、目に見える形にもなっていたと思います。

応援が力になる。応援された人が笑顔になる。最初は『チアっちゃお!』を読んでの純粋な興味から。そこから杉山先輩への思いを応援に乗せたことを経て、次に応援の力を自分の身をもって実感したゆめが、今度は自分がそうしてもらったように大切な人たちへ笑顔と元気を与えられるよう奮起する。杉山先輩との関わり方の変化や、新しく出来上がった友達との関わり方の変化が、ゆめの新しい道のりへの一歩を後押ししてくれる。そういう意味でも一つの節目の回だったのではないだろうか。

また、ブラックスキーマが生じそうになってもすぐに消失するゆめの性格的な前向きさ。誰かのために頑張り笑顔にすることに幸せを感じる気質等々。ゆめが何故唯一ユメシンクロを扱えるドリームパートナーとして選ばれたのか。その大きな要因を改めて見て取れるお話でもありました。杉山先輩が引退しても応援は出来る!これから先ゆめがどのようにチアと先輩と向き合っていくのか。その新しい形がどんなものになるか楽しみだ!

まさかまさかの後継者候補!?どうなる杉山ファンクラ部!

学校公認の部活動として活動している杉山先輩私設応援団、通称杉山ファンクラ部。初登場時からかなりのインパクトを残し、これまでも要所要所で有り余る存在感を発揮してきましたが、杉山先輩のテニス部引退によって彼女たちが今後どのように変容していくのか。本筋とはあまり関係ないところだと思うけど個人的に妙に気になって仕方ないポイントの一つなのです。

最初は敵意を持たれるかと思いきや、声を張るときは張り引くべきところは弁えて引く。その応援姿勢を見初められて後継者候補として目をつけられる意外な展開になってしまった。テニス部に限らず生徒会や塾など杉山先輩との接点はいくつかあるのだが、これから私生活面により踏み込んでいくことになるのか。ゆめちゃんを後継者に据えるべく別の意味でつきまとわれることになるのか。諸々楽しみながら見ていけたらいいな。

モデルとしてのプロ意識が高いまいらちゃんが格好いい

作中の季節も夏真っ盛りで主要キャラの服装も夏の装いに変わっている中、日傘や長袖着用で日焼け対策を行い、肌を極力晒さないよう徹底しているまいらちゃんのプロのモデルとしての在り方が目を引くのである。モデルのまいらちゃんもさることながら、ミュークルの主要キャラは本当に服装のバリエーションが豊かでいいよね。常に新鮮な気持ちで華のある画が楽しめる喜びを毎週噛み締めているよ。