密やかに伸びやかに

アニメ、PCゲーム、PC関連のニッチな備忘録

ワッチャプリマジ! 第47話 「マジか!間近に迫るフェス!」 感想

ワッチャプリマジ! 第47話 「マジか!間近に迫るフェス!」 感想

力を合わせて皆で一緒にジェニファーの元へ!

ユーフォリアレビューに向けて各々が機運を高めていく中で、未だエレメンツコーデを未所持でヘブンズ化も果たしていないまつりとみゃむのコンビを、どうやってレビューに絡めていくのかなと思っていましたが、マナマナとチュッピが手を取り合い思いを向け合うことで切り開ける新たな可能性。未来への道筋をみゃむが示すことで、まつりを導く形になっていたのが嬉しい。

フェスリダほどの過激思想の持ち主ではなかったけど、初期のみゃむもナチュラルにチュッピを見下す傾向があり、また己の魔法の力を過信して何かとその力の有用性を誇示する一面もありましたが、今回のみゃむは相方であるまつりをなんとしてもユーフォリアレビューのステージに立たせ、彼女をジェニファーの元へ連れていきたい。その一心で誰かの為に自分の出来ることを模索しようとしていました。

自分の為ではなく大切なまつりの為に。裏方に徹しようとしつつも相方が心の中で真に願う気持ちを汲み取り、その実現の為にパートナーへ思いを寄せて頭を下げることまでしてくれていた。これが初期からのみゃむの変化や彼女の成長を実感させてくれるし、かつてその結びつきを危惧され引き離されたジェニファーとリューメの一件。彼女らが辿った末路とは異なる。

チュッピとマナマナが共に手を携えることで生まれる希望の光を、こういう形で見せてくれたのが良かったなと思えたところ。まつりの手を引き彼女を導くという形こそ初期と同じだが、始まりの「チュッピはこういうのが好きなんだろ?」という一種の偏見や思い込みが込められたそれとは異なり、今はしっかりまつりのことを知り彼女の望みを汲んだ上で、「一緒にぶっ飛んでいこうぜ!」と提案してくれている。

これまで共に歩んできた中で知ったまつりやチュッピに対するみゃむの理解の深まり。魔法の使用に対する彼女の意識の変化。その変遷が垣間見えるのと同時に、主人公コンビとしてのまつりとみゃむの深い繋がりを感じられて嬉しい。その上でヘブンズ化を果たしていないまつりが、他のプリマジスタ達とは異なる何かを。プリマジスタ陽比野まつりならではの強みを発揮し、ジェニファーを救う鍵になってくれたら言うことはない。

遂に始まるユーフォリアレビューを前に決意を新たにするプリマジスタたち。その彼女たちがどんなプリマジを見せてくれるのか。物語もいよいよ佳境を迎えている感じですが、最後の盛り上がりに期待せずにはいられないのです。本当どんなステージになるか楽しみ!

マナマナとはまた異なる魔法体系を持つタントちゃんの存在が、まつりをジェニファーの元へ送り届ける鍵になってくれていたが、ますますタントちゃんの謎は深まるばかりなり。しかし、中の人的にもプリティーシリーズの生き証人のような立ち位置なのでね。ある意味誰よりも特別で全てのものを観測する上位存在であっても不思議ではないだろう。うむ、そう思うことにしよう。