密やかに伸びやかに

アニメ、PCゲーム、PC関連のニッチな備忘録

ワッチャプリマジ! 第17話 「チムム、お世話になりましたチム…」 感想

ワッチャプリマジ! 第17話 「チムム、お世話になりましたチム…」 感想

“完璧”なパートナーを持つが故に生じたチムムの苦悩とジレンマ。

まだまだ続く合宿編。成長するのはプリマジスタだけでなくパートナーであるマナマナにとっても同じこと。生活能力は皆無だけどプリマジスタに特化したひなに隙や弱点と言ったものはなく、完璧であることを豪語して憚らないチムムでしたが、パートナーが完璧であるが故にマナマナの自分に出来ることは何もなく、自分がいなくてもひな一人でプリマジを成立させてしまえるのでは?という疑問と、そこから派生したアプローチは面白いものがありました。

他の四人のプリマジスタは確かに目に見えて分かりやすい欠点や弱点のようなものが存在するし、だからこそパートナーであるマナマナはそこを補ったり修正を試みることで共に歩む道筋が見えやすい。でも、チムムにとっての相方ひなはそうではなく、自分が完璧と称賛するからこそ自分がひなにしてやれることが何もないと思い悩むチムムのジレンマは、このコンビだから生じた壁でもあったと思います。

第一クールにおいてはジェニファーに挑む現役世代最高のプリマジスタの一角として、そのストイックな姿勢や飽くなき向上心が強調されていたひな&チムムペア。まつりやれもんがプリマジを始めたばかりの初心者で、またパートナーも癖のある存在だっただけに、欠点とそれを共に乗り越え成長し強く結びつく姿が描かれていたが、プリマジスタとして既に独り立ちしていたひなのパートナーとしてのチムムの在り方に切り込むことは少なかったもんね。

だからこそこのタイミングというか。ひな自信も自分が完璧だとは思っていないと思うし、周りに隙や弱みを見せない立ち居振る舞いをしてると思うけど、そんなひなも一人では決して出来ないことがある。プリマジは一人でやるものではないという根幹にあるものに則り、その上でチムムが完璧と思考停止するのではなく、プリマジスタ弥生ひなを更に大きくしていく為に自分がどうあるべきなのか。

そして、パートナーとしてひなの横に立つ意義と覚悟を見出す良い機会になったのではないかな。完璧であることに越したことはないかもしれないが、完璧ということは逆に言えばこれ以上の伸び代はなく成長の余地がないとも言える。まだ、それを称するには時期尚早であり最大の目標であるジェニファーの高みに至る為にやるべきことや出来ることが一杯ある。

一人では、一組だけでは辿り着けない境地。同世代のプリマジスタや自分を追って下から上がってくるライバル達との競い合いの中で、弥生ひなは今よりも一回りも二回りも大きくなる。チムムがパートナーとしての在り方を見つめ直せたのも、合宿で他のプリマジスタとマナマナの関係性に触れ自らのことを思い直せたからであり、その意味でも自分以外の者と通じ合うことの意義を感じずにはいられないのである。

チュッピとマナマナが手を取り合って共に作り上げていくプリマジ。プリマジスタの成長にはマナマナの支えと協力が不可欠であることを、改めて実感させられる回でありました。

チムムが急にお米を作り始めたことで一気にカオス度と狂気が増した感が出てしまうのは、やはり本作がプリティーシリーズに連なる作品であるからだろうか。画的にもどこぞの夢川さんや激川さんが出てきてもおかしくない感じのアレだし、奇しくも同日に放送開始したプリキュアシリーズ最新作のデパプリとの関連性もあって、殊更印象深いシーンとして刻まれました。

まぁ何をするにも体は資本であり、その体を形作る上で不可欠なのが食事なのでね。全ての基本にして根幹を成す要素。ご飯は笑顔でエネルギー!であることを感じずにはいられません。