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ワッチャプリマジ! 第10話 「プリマジしか勝たん!激熱オフ会!!」 感想

ワッチャプリマジ! 第10話 「プリマジしか勝たん!激熱オフ会!!」 感想

熱を帯びた意見が飛び交うプリマジオフ会!

プリマジスタ達のこれまでの軌跡を辿るプリマジオフ会という名目で、実質的には半総集編的な内容だったのですが、これはこの回の放送日に現実で行われたウィンターライブに際し、まだ始まってから日も浅く馴染みの薄いプリマジキャラや楽曲をおさらいする意味合いも兼ねていたのかもしれませんね。まつりにとっては初めての勝負の場となるフレフェス前に、今一度自分の立ち位置を見つめ直す。

作中のタイミング的にも絶好の機会であり、色々な事情が上手く合致したが故の今回のお話だったような気もします。れもんや後輩三人組の普段のオタク的な言動が、古くからあるオフ会の雰囲気の再現にも一役買ってくれていて、過去作の同じような総集編回とは異なる趣きを感じさせるようなね。独特の味わい深さのあるプリマジオフ会に仕上がっていたのではないかと。

もともと過疎地区で他に有力候補のいなかったムーン地区を制したれもんと異なり、毎年スターが誕生するとされる激戦区のスター地区でプリマジスタとして頭角を現さなければならないまつりでは置かれている立場も多少異なる。それでも今のまつりはれもんのステージに勇気と感動を貰い、最大のライバルとなるひなを相手にすることもしっかり自覚した上で前を向き上を目指す覚悟も固めている。

プリマジのてっぺんを取るというみゃむとの約束もさることながら、プリマジスタとしてまつり個人がプリマジに対してどのような思い入れを持つのか。どう向き合っていくのかという土台を固めたからこそ、ここから先のフレフェスへの展望の広がりと飛躍に期待をもてようというものです。真剣勝負の場での競い合い。フレフェスでのプリマジがまつりにどのような刺激をもたらし変化していくことになるのか。楽しみでならない。

憧れのプリマジスタトークでテンションが上がり、盛り上がっている後輩三人組の皆様でしたが、距離感の近さを感じさせる一方で引くべき時にはきちんと一線を引く姿が心地良い。憧れのプリマジスタしか持てないコーデブックを扱う際の姿からもそれは感じられるし、気分が高揚してても事前に相手の許可を取るところや自分たちの指紋がつかないよう手袋をするあたり徹底されている気がします。

ぬるぽん、たわし@自由人、嘆きのクリムゾンの後輩三人組は、最初は漆黒の明星ことれもん登場時のみの一発ネタキャラかと思っていたけど、まつりやれもんに対して大切な気付きをもたらしてくれてる存在になっているし、二人にとって序盤のキーパーソンになっているような感じもします。今後物語の進行と世界観の広がりに合わせて次第に登場機会は減少していくかもだけど、これからも要所で登場しては推しのれもん氏を支える存在であり続けて欲しいですなぁ。

みるきのやる夫のような言動もそうでしたが、今回の禿同やれもん達の古典タイプなオタク的言動の数々。古き良き?ネットスラング文化やオタク像を幼女先輩たちに刷り込もうとするアニメ。それがワッチャプリマジ!やっぱり恐るべきアニメだぜ…。