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ワッチャプリマジ! 第8話 「ひな先輩のマジ特訓!ヤバいよヤバいよマジヤバいよ!」 感想

ワッチャプリマジ! 第8話 「ひな先輩のマジ特訓!ヤバいよヤバいよマジヤバいよ!」 感想

ひな先輩の飽くなき向上心と特訓の積み重ねがマジヤバいよ!

昨日より今日、今日よりも明日。常に今の自分の限界を越えるべく高みに挑み続けるひな先輩のストイックな姿勢に圧倒されてしまう。どこまでも純粋で病的とも言える程にプリマジに打ち込む姿は、憧れの眼差しを向けるまつりが気圧され思わず怯む程の熱量を伴ったものでしたが、それほどまでにに本気のマジでプリマジと向き合うひなの努力を積み重ねる様が、まつりにプリマジとの向き合い方を考えさせる契機にもなっていた。

ひなに感化されて憧れの背中に一歩ずつでも近づきたい。追いつきたいという思いを抱き彼女に引っ張られるように食らいつくという王道の主人公像を見せつつも、プリマジへの向き合い方といいますか。自分なりにプリマジに何を求めているのかという点に関しては、まつりならではのプリマジが本当に大好きで楽しいものだからという独自の答えを見出しており、ひなのそれとは異なるスタンスも見せてくれている。

ひながここまで自分を限界ギリギリまで追い込み、一種の強迫観念に駆られるように日々特訓を積み重ねているのも、彼女が追い求めるジェニファーや双璧を成すあまねの存在に依るところも大きいと思いますが、自分を慕い見つめて追い始めたまつり達の存在によって、自分の原点というかプリマジに求める本気がどこから来るのかを改めて見つめ直していたのも良かったな思います。

追う者と追われる者。憧れの眼差しを向ける者と向けられる者。相互に感化され影響を与え合っていくことで育まれる関係性と更なる成長の兆し。それに引っ張られるのもまつりとひなだけではなく、今この瞬間に歩み始めようとするれもんにしても同じことで。

女児アニメにおける王道の構図やキャラクター像を形成しつつも、各々でプリマジに対して求める物や打ち込む為の情熱は異なることを示してくれたのが素敵。それ即ち各キャラの個性に通じる部分でもあり、それが各プリマジスタの独自の魅力として輝きを放ち始める予感を感じさせてくれるからだ。大好きで楽しいものだから相手がどれだけ強大であっても向かっていく!

プリマジスタとしててっぺんを取りに行くために、陽比野まつりがプリマジ何を求め根本にどのような思いを抱き向き合っていくのか。主人公として一つの覚悟を定めたのと共に土台となる部分をしっかりと固める回だったのではないかと思います。本気の思いは人を大きく変え飛躍させる原動力となる!今回のひな先輩は色んな意味で果たした役割が大きかったなぁ。

一度は気圧され怯んだもののそれでもプリマジが大好きな自分を気持ちを胸に抱き、再度走り始めたまつりがいたのに対し、ひなの本気のプリマジに触れて、あんな凄い人と同じステージで争うなんてバカのやることと最初から諦観し達観しているみるきがいる。

それが悪いことと言うわけでは決してなく、同じひなの情熱に触れながらも対照的な反応を示すまつりとみるきがいて、それぞれにプリマジに対する独自の向き合い方や思い入れを見せていたことが肝要なのではないかと思う次第です。ひなやまつりのように頂点を取りに行こうとするプリマジスタもいれば、プリマジに対してそこまでの競い合いを求めないみるきのようなプリマジスタもいる。

少なくとも現時点では自分を慕いチヤホヤしてくれるファンがいて、ポイントさえ稼げればそれで十分というスタンスでプリマジと向き合っているのが今のみるきで。それも彼女が自分らしくプリマジに向き合ったが故のものであり、プリマジに対して求めているものが前述した二人とは異なればこそ。みるき独自の感性に依っていればこその反応だからなのだろうと。

そんなみるきがフレフェスでのまつり達の競い合いに触れ、更に新人としてデビューしてくるれもんの姿を見た時にどんな反応を見せてくれるのか。それにより心境に変化が生じて彼女ならではの本気=マジが芽生えることがあるのだろうかと。いろんな意味で今後の変遷が楽しみになるみるきちゃんのやさぐれる一幕でありました。憧れのあまね様に蕩けてるだけじゃ終わらない!みるきちゃんの今後の活躍がますます楽しみです。