健気で可愛いラビリィの優しさが身に沁みる。
大切な人を守るための嘘や相手に対する気遣いから出る嘘
ラビリィの本当のご主人様を自称する茶釜松らいあが巻き起こした一騒動。らいあというキャラ名からも分かる通り今回は「嘘」を軸にして展開されたお話だったけど、一口に嘘と言ってもその性質は多種多様で一括りに出来るものではないよね。基本的には良くないこととされることが多い嘘ですが、今回は大切な人を守るためや相手への気遣いから生じる嘘が主だったものになっている。
ラビリィのリングマリィがプリチャン禁止になるのを避けるために付いた嘘。友達に糾弾されるらいあを守るために付いた嘘。そして、らいあのラビリィをリングマリィの元へ返すために悪態をつく形で背中を押した嘘。いずれも嘘は嘘なんだけど自分を守るためとか見えを張るための嘘ではなく、全ては相手を思うが故の優しさや気遣いからくる嘘であり、起点となったらいあの最初の嘘とは性質を異にするものになっている。
素直さと純粋さを兼ね備えたラビリィの性質も相まって、優しい嘘が誰かにとっての救いや後押しになることもある心温まる良いお話として成り立っていたのが素敵。らいあにされたことを思うとラビリィやリングマリィが嫌な思いを抱いてもおかしくないところなんだけど、その両者の気遣いや優しさもあって結果的にらいあの彼女らに対する後ろめたさやプリチャンに対する負のイメージが払拭され、前向きな気持ちで背中を押されることになっていたのが良かった。
嘘から始まったラビリィとらいあの接点。でも、嘘から出たまことということわざにもあるように。今は初めてのフォロチケと葉っぱで作ったお手製のフォロチケを交換した二人が、いつか本物のプリチャンアイドルとして本物のフォロチケを交換できる日が来たらいいよね。素敵な優しい嘘に救われるエピソードでした。可愛い成分失って干からびたまりあとか見た時はギャグ回かと思ってたけど予想以上に素敵な締めで本当いい意味で裏切られましたわ！
アイドルマスコット化したラビリィのソロデビューライブ！
嘘で構築されていた今回の話だったのでラビリィの純粋さや健気さがより際立っていたのだが、アイドルマスコット化したときのラビリィは少しギャルっぽくイタズラっ気も出てくるので、そのギャップにまたやられてしまうのです。一つ一つの仕草からあざと可愛さが伝わってくるのが堪らない。
これでメインマスコットの三人が無事ライブデビューとなりましたし、今度はマスコットのユニット化や各自の専用ソロ楽曲にも期待したいところ。中の人的なことを考えてもノンシュガー勢揃いになったので、新生ノンシュガーもといマスコットチームのライブというのは是が非でも見たいところである。まぁプリチャンならきっとやってくれるだろう。
可愛いものを愛する気持ちが表情に全部出ているさら様が好き
隠そうとしているけど隠せていない。可愛いものを見て全てが表情に出てしまっているさら様のことがみんな大好きだよ。可愛いものに対して嘘はつけない！それが緑川さらというプリチャンアイドル。メルティックの面々もみんな何かしらの顔芸を披露してくれてるけど、さらは普段が普段なだけにこういう顔出てくると余計に印象に残ってしまうのです。これからも（シルクちゃん以外の）可愛いものを存分に愛でるさら様でいてほしい。
