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キラッとプリ☆チャン 第107話 「キラッCHU、アイドルになりたいッチュ」 感想

キラッとプリ☆チャン 第107話 「キラッCHU、アイドルになりたいッチュ」 感想

キラッチュ単身でのアイドルデビュー!

開け新たな可能性!アイドルマスコット・キラッチュ堂々デビュー!

アイドルマスコット化を果たしたのをキッカケに、全面に出ようとあれこれ奮闘する一途で健気可愛いキラッチュの奮闘が微笑ましい。メルパンとのコミカルな掛け合いで場を盛り上げつつ、自分の意志でアイドルになろうと頑張るキラッチュの純粋な願い。それを後押しし応援してくれるキラッツと、アイドルとマスコットの間でいつもと立場が逆転している構図も面白い。

今までマスコットは各アイドルチームを応援し支える存在であったけど、特にアイドルマスコット化を契機により彼女らの自我や個性が確立された一個という側面が強くなり、およそ人間らしいキラッチュとメルパンの身長伸ばし等の面白くもどこかズレたことをやっている描写も、自我が強くなってきたことを強調し反映したものではないかと感じるわけです。

応援する側とされる側の逆転ということで、お互いの立場に立つことでより相手への理解が深まり、アイドルとマスコットを含めてのチームの絆も深まるというもので、それを経て高まった絆によりアイドルマスコットへ覚醒という流れも、お約束な面はあれどもそれぞれの立場や背景を上手く落とし込んでいるが故に魅力的な筋書きとして成立していたと思います。

勿論自我が芽生えるのは素敵なことであり尊ぶべきことでもあるが、今までにないやりたいことをやりたいという譲れない意思は、時に諍いや衝突の元にもなり得るもの。次回はそのキラッチュのやりたい衝動から一騒動ありそうな感じですが、マスコットのキラッチュとキラッツ三人のアイドルとしての在り方を、どのような塩梅で両立させて見せていくのか気になるところです。

明るく可愛く元気よく!キラッチュの華々しきソロライブ!

主人公陣営であるキラッツのマスコットであり、ピンクキャラなこともあって王道を地で行くキラッチュの可愛さ満点のライブに魅了されてしまう。新曲「キラッとプリ☆チャンランド」も今までのプリチャン楽曲群の中にありそうでなかった毛色の楽曲で、アイドルマスコット第一号のデビューライブとして楽曲面からも新境地を切り開いた印象を受ける。

まだアイドルマスコットになりたてなので幼さやあどけなさを感じさせつつ、時折ドキッとさせられるような仕草や表情を織り交ぜていて、キラッチュズルいなあざといな~とその魅力にやられてしまうのである。可愛いもの・楽しいもので構成されるステージ演出も、まさにキラッチュの為のステージといった感じで、あとに続くメルパン達がデビューする日が更に楽しみにもなる先駆者キラッチュのライブステージでした。

仲睦まじいキラッチュとメルパンのやり取りに和む

何だかんだ言いつつ面倒見の良いメルパンと、悪気はないけどメルパンの神経を逆撫でしていく天然煽リストなキラッチュの掛け合いが、見ていて微笑ましく満たされる。もっとイチャイチャしているところ見たいし、過去作プリパラでもマスコットがメインの回があったので、どこかで一回くらいマスコットオンリーな回を見てみたい気もする。

メルパンに言われたことを愚直に実行するキラッチュは素直で可愛いし、ライバル視しているキラッチュの悩みに文句を言いつつも付き合ってくれるメルパンも良い子すぎて大好き。メルパンがアイドルマスコット化するのも楽しみすぎるし待ち遠しいなぁ。マスコットユニットもかなりの確率で有り得そうだし、キラッチュとメルパンが秘めている可能性はまさに無限大だ。