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ワッチャプリマジ! 第2話 「やるぞ!お祭りステージ」 感想

ワッチャプリマジ! 第2話 「やるぞ!お祭りステージ」 感想

腹黒で強かなみるきちゃんのキャラが突き刺さる。

パートナーとして同居することになったまつりとみゃむのコンビ性を打ち出しつつ、二人の性格やコンビ間での相関性が早くも確立されつつあって掛け合いが見ていて凄く楽しい。まつりのノリの良さが陽比野家の家風に起因したものであるのも伺えますし、魔法禁止の言いつけをまるで守る気のないみゃむの自由さも相まって、どちらかが型破りでどちらかが抑えに回るという型にも当てはまらない奔放さがある。

その場のノリというか勢いそのままに行動することも多く、それがここまでの異常なまでのテンポの良さとフットワークの軽さを生み出しているように思えます。プリマジ関連になると思考が暴走するまつりをみゃむが諌める場面も多く、また自分が本当に悪いことをしたと思った時に素直に謝れる等、やりたい放題で暴走すると思っていたみゃむの要所における思慮深さみたいなものも光っていました。

まつりも基本はノリが良くてその場の勢いで即決したり状況に流されたりするが、こと自分がプリマジのステージに上ることに関しては未だに自身がなく、前回と同様にそこで足踏みするところをみゃむが鼓舞し、導くかのように誘ってくれていたのも良かった。色んな意味でまつりとみゃむの相性の良さが描かれており、パートナーとしての地盤はしっかり築かれているのを感じますね。

その一方でみゃむとは別ベクトルで自分の欲求に素直で、悪びれることなく図々しさを発揮するみるきの抜群の存在感だったり、プリマジスタ達の潤滑油的な存在になってくれそうなひなの登場等、個性的なキャラと話の広がりの予感を感じられる要素にも満ちていて楽しみは増すばかり。特にみるきは今後みゃむと火花を散らせるような感じが多くなりそうだし、似て非なる自由な二人の掛け合いに期待も高まる。

プリマジスタが出ることでまつりの暴走にも拍車がかかり予想外の事態も色々起きそうだもんね。プリマジスタを前にするとまつりちゃんが限界オタク化になり、結果としてみゃむちゃんが常識人になる関係性も愛おしい。現時点では魔法で失敗するみゃむより、プリマジオタクとして暴走するまつりにみゃむが振り回されてるシーンの方が多いくらいだし、当初予想していた関係性とは逆の立場に収まる可能性もありそうだ。

この令和の時代に腹黒ピンクを地で行くみるきちゃん登場。やる夫口調の語り口だけでもじわじわ来るものがあるのに、自分に利がないちっぽけなステージと判断するやいなや適当な理由をつけてドタキャンをかまし、自分が立つはずだったステージでまつりが予想以上のワッチャを集めてコーデをゲットするのを見るやいなや、悪びれることなく自分に寄越せと平然とのたまう図々しさ。

もとい図太い神経をお持ちのプリマジスタで、その存在感抜群の立ち居振る舞いとゆるふわな見た目に反したヤクザのような物言いから初登場にして一部の視聴者の心を鷲掴みにしたのは間違いないだろう。初登場がこれなのでイメージやキャラが既に確立された感もあるのだが、まだまだ底知れない腹の中と実力が明るみに出るはこれから!

みるきちゃんがこれからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみで仕方がない。コンプラにも負けず自分の欲求や衝動のままに動くみるきちゃんの今後に期待せずにはいられないお。みんなしっかり応援するんだお。