密やかに伸びやかに

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ヒーリングっど♥プリキュア 第24話 「いま行きます!お手当てを風に乗せて」 感想

ヒーリングっど♥プリキュア 第24話 「いま行きます!お手当てを風に乗せて」 感想

自然に寄り添い自然の声に耳を傾ける。

アスミとサクヤの視点から学ぶ大自然との共生の在り方

すこやか市を飛び出しおおらか市を舞台に学ぶ大自然との共生。雛鳥に対するのどかの対応に苦言を呈した樹木医のサクヤさんでしたが、例えそれが優しさから来る行動であっても、人間の過剰な干渉や介入が悪影響を及ぼしたり真に動植物の為にならないこともままあるもの。自然の声に耳を傾け寄り添い生きる。地球で生きる一生命として人間と自然との在り方を考えさせられる。

雛鳥にメガパーツを投与して強制的に成長させたダルイゼンでしたが、やはり自然界の在り方を無視した歪な介入は、必ずどこかに歪を生じさせ将来的に良くない影響をもたらしかねないもの。今回はそれが高所が苦手という本来の鳥ではあり得ない弱点に繋がり、プリキュア側もそこを上手く突いた形になりましたが、それもやはり自然界の法則を逸脱した者に対する因果応報だったのだろうと。

人にしても動植物にしても自然界の中に存在する以上、どうしても自然との接触は避けては通れない。それらは時に理不尽に牙を剥き、人間の過剰な介入如何によっては生態系を著しく乱し生きとし生けるものを破滅へと誘う。しかし、適切な距離を保ちその声に耳を傾けていれば大自然の恩恵をもたらし、人々の暮らしに潤いや癒やしを与えてくれるものにもなる。

文明社会に生きる我々が当たり前のように享受しつつも、ついつい忘れがちになってしまう根源的な共生のお話。のどかの行動に対する反応にも表れていたけど、生まれたときから自然と共に生きることは何かを知るヒーリングアニマルや、そこに由来する元精霊アスミの強みのようなものが見て取れた。自然の声に耳を傾け一体となれば、どこにいても誰とでも繋がりワープだって出来てしまう。一定の制約はあるものの便利な移動術をゲットしつつ、今回はどちらかというとアスミやヒーリングアニマルが、人間であるのどか達に大切なことを示してくれた回だったんじゃないかな。

ピクニックで心安らぐ一時の休息!ヒープリチームの距離感も近くなる!

戦う戦士たちにとっての一時の休息ピクニック!完全休養とはならなかったけど全体の折返しに差し掛かりそうな頃合いなのもあって、初期に比べるとずっと距離感が近くなってるヒープリチームの雰囲気が感じられて味わい深い。何事にも全力出しちゃうちゆちーを見て思わず笑うのどかとひなたの二人がいたり、ダッシュで不思議なシンパシーを感じ合っちゃうちゆとアスミがいたり。

初期の頃は合わないというかお互いに変な気を遣ってギクシャクしていたちゆとひなたにしても、今ではお互いに対する理解も深まって阿吽の呼吸でボケとツッコミを入れ合う間柄に自然となっていたりして、穏やかで空気の中で繰り広げられる仲睦まじい姿に和み癒やされたのであります。微笑ま~。