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アイカツプラネット! 第1話 「アイドルは突然に」 感想

アイカツプラネット! 第1話 「アイドルは突然に」 感想

色々な意味で新たな可能性の扉が花開く。

実写×アニメのハイブリッドなアイカツ始動!なりたい私へミラーイン☆

やっぱりアニメシリーズとしてのアイカツを好きだった身なので、実写パートに対する複雑な思いがないわけではないし、その点について賛否両論あるだろうけど、それでも実際に見ていて思った以上にすんなり受け止めることが出来た自分もいますし、ストーリーのコンセプトや導入部にしても王道を征く展開なのは変わっていなくて安心する。まさに新基軸のアイカツと言ったところでしょうか。

これまでの歴代シリーズと異なり、本作では実写とアニメのパートで同一人物の見た目と中身が必ずしも一致せず、これまで以上に見た目だけでキャラを推し量ることは難しくなったけど、ハナに対してキューピットが違和感を覚えていたように、その認識のズレからくる違和感や現実とアイカツプラネット内で生じる齟齬などを巧く用いた話運びにも期待したい。

主人公の音羽舞桜がアイカツを始める切っ掛けは、先代のハナに対する憧れの気持ち以上に突発的な代役を務めることへの興味本位の方が勝っていた感じでしたが、理想のトップアイドル像を体現する先代に自分自身が成り代わるという点が、これまでのシリーズと大きく趣を異にしている部分かなと思います。

目指すべき憧れの存在。指針となる人物が行方不明の状況で、舞桜自身がどのようにしてアイカツと向き合い自分自身の新たなハナ像を作り出していくのか。そこに付随して偉大な先代と自分自身との違いやギャップ、周囲の反応などから来る葛藤なども見どころの一つになっていくのかなと。それもあってかパートナー役の栞も結構印象的で色々な意味でこれからの活躍に期待したいと思えた。

アイカツの名を冠する以上はシリーズに連なる一作品。これまで多くの人の尽力と長い時間を掛けて築き上げられた「イメージ」がファンの間には当然存在する。私だってその一人です。良し悪しは後から付いてくるだろうが、そのイメージ…印象を崩してでも新しい可能性の扉を開こうとする挑戦作が本作アイカツプラネットではないかと私個人としては思っているわけです。

本作の主人公である舞桜が先代のトップアイドル・ハナを継承しながらも、自分ならではのアプローチを試みて新しい存在として一から築き上げようとしているように。どうなっていくかは未知数だけど新しい形のアイカツを今は純粋な目線で見守っていけたらいいかな。

初ライブはバトルステージ!『HAPPY∞アイカツ!』で盛り上がる!

今作でもCGを用いたライブパートは安定の出来栄えで一安心。プラネット発表時の記事でも少し触れたんだけどアバターの可愛さは歴代シリーズと比べても遜色ないと思ってるし、楽曲に関しても現時点で公開されてるものって個人的に良いなと思える楽曲が多くて、その点に関しては心配なさそうなことを初ライブで改めて確信させてくれていた。

実質的にマスコットみたいなドレシアによって発動する新たなアピール。ドレシアアピールにしても今後どのようなものが出てくるか楽しみだし、バトルステージの概念として一対一に限らずユニット同士の同時対決ライブとか一対多なんてものが出てきたりしないのかなと期待してみたりね。

何より本作の第一印象で推しに選んだキューピットがいきなりライブやってくれたのが嬉しかった。CGモデルでも気高さと美しさを兼ね備えていて魅入る。

あと今回はハナの方に軍配が上がったけど、これドレシアポイントを除いたらキューピットの方が全てにおいて上回っていたし、ドレシアの性能や相性が勝敗を大きく左右し得るってことを初回にして示してくれた形だったよね。オーロラペガサスが早くもチートペガサスと言われているのも無理からぬことよ。

キューピットとアンのコンビの活躍に期待したい

アバター発表時のビジュアル的な観点でキューピットとアンが良いなぁと思ってはいたけど、その直感は間違っていなかったことを早くも確信しつつある。ライバルポジションでストイック、自他ともに厳しそうな感じのキューピットのキャラ属性が個人的にやはりツボ。ハナに対する強い執着心も含めて、今後どんな立ち回りを見せてくれるのか楽しみな存在です。

ただ、アニメパートでこうでも実写パートでは全く異なる可能性もあるのがプラネットなので、そのギャップとかも見どころなんだろうけど。でも、何となくだけどアンの方はどちらでも変わらない予感しかしない。