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トロピカル~ジュ!プリキュア 第6話 「今はじまる!その名は、トロピカる部!」 感想

トロピカル~ジュ!プリキュア 第6話 「今はじまる!その名は、トロピカる部!」 感想

主要メンバーも揃いトロピカる部、発足!

トロピカる部の活動目的や設立までの過程はあやふやでふわふわしたところもあったけど、卒業生のお姉様方のタイムカプセルを通して伝わる当時の熱量や、時を経てもなお繋がっている友情に触れて、迷走しつつあった活動目的と自分が今何を一番大切にしなければならないのかを実感を伴う形で見つめ直せたのは良かったなと思うところ。

人生先がどうなるかは誰にも分からない。ある程度計画性を持って生きていくことも大切だ。でも長い時間を経て当時のことを鮮明に思い出せること。当時の友人達と進路で別れてしまっても今なお友として繋がっていられること。それも全てその当時の日々が輝かしく情熱に満ちて楽しかったから。充実した毎日であったからこそではないかと思うわけです。

先行きは読めないしどんな未来が待っているかなんて分からない。中学生の時分なら尚更だ。でもその遠いように思える未来も日々の積み重ねの先に繋がっている。だからこそ一度しかない今を全力で生き、目一杯楽しむから日々は充実し、在りし日を振り返った時にその日々が光り輝く。

故に一度しかない今を全力で!トロピカ部のコンセプトはまさに「今」を大事にする本作のテーマを象徴するものなんじゃないかな。なんでも後回しにするあとまわしの魔女との対照性もそこにあるよね。

部活の活動目的を模索する過程で、各キャラの好きなものや特性も改めて見えましたし、主要キャラが揃ったタイミングで各キャラの立ち位置や相関関係も明確になったように感じる。その中でやはり物語とメンバーを牽引するのは主人公の夏海まなつであることを確信させてくれました。まなつの行動力と何事にも全力で向かう情熱こそが日々を鮮やかに彩り活気あふれるものにしていくのだ。

あすか先輩の意外な一面も見られましたし、生徒会長もまなつの無茶とも言える要求を無下にしたり跳ね除けたりせず、きちんと指針を示して向き合ってくれていて根は絶対いい人だよね。生徒会長にとって大事なものや楽しいものが何なのか。いずれそれも分かる日が来ると良いな~。なんだかんだで生徒会長もトロピカる部を存続させるために人知れず尽力してくれてそうなイメージある。 

かわいい系のゲームが好きなあすか先輩が可愛い。クールで頼れる一面はまだ保っているけど、まなつに対して見せたノリの良さだったり突っ込み気質だったりと仲が深まる程に色々な面を見せてくれそうで楽しみ。頭脳担当や場を落ち着かせる役回りはみのりん先輩やさんごが請負そうだし、やっぱりあすか先輩はどちらかと言うとまなつやローラ側の方なんじゃないかというイメージが強くなった。

大人って大変なんです。だから日曜朝にプリキュアを見て英気を養わないとやる気も奪われて駄目なのです。新しく出てきた敵側のエルダも見た目は可愛らしいけど結構言うところはズバッと言い切る気質があるので、ローラとその辺りで色々やり合うところなども見てみたい。