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大人向けプリキュアシリーズ「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」と「魔法つかいプリキュア!2」の制作決定!

大人向けプリキュアシリーズ「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」と「魔法つかいプリキュア!2」の制作決定!

プリキュアシリーズ20周年にかける公式の意気込みと本気の姿勢を垣間見る。

全く予想もしてなかった爆弾が公式から突然に投下された感じで本当に驚きました。今でも正直頭が全く追いついていないというか夢でも見てるんじゃないかと思えるほどなんですけどね。いや、だって一プリキュアオタクとして何度も妄想したり願望を口にしたことはあったけど、現実問題として本放送から時間が経過した歴代シリーズの正統続編、しかも主要キャラが大人になった姿で新たに繰り広げられる物語を公式がやるとは思わないじゃん!

近年では本編のエピローグ部分で本編から数年後の大人になった姿が描かれたり、他媒体でも小説版のスマイルプリキュアで大人になった星空みゆき達の姿が描かれることはありましたが、テレビシリーズで正当な続編が描かれるとは夢にも思わなかったもの。放送局にしてもオトナプリキュアの方はNHK、まほプリ2の方は深夜枠と既存の枠に当てはまらない新境地を開拓しようとしている。

プリキュア5とまほプリが選ばれたのは、数年ないしは10数年後の話を描くにあたっての題材的な扱い易さとか話の展開のし易さ等もあるのかなと感じますが、シリーズ屈指の恋愛要素を絡めていたプリキュア5夢原のぞみが大人になってどうなっているのか。まほプリに関してはJDになったみらリコを主人公として話が展開されるのか等々。気になることは多いし夢と妄想は広がるばかりなのです。

オトナプリキュアの方は今年の10月。まほプリ2に関しては2024年度ということで少し先になりそうですが、いずれにしても前例のない大胆な試みがどのようなものになるのか楽しみは尽きない。作中の主要キャラが大人になり、加えて放送時間がいわゆる大友向けの枠になるのなら、バトルシーンや心の機微、テーマの方向性に関してもこれまでは出来なかった大胆且つ過激なものにも挑戦できそうですし。

ただ、元来は女児向け作品という始まりなので、そこで培われた大切な精神やメッセージ性は損なわれずにいてもらいたいとも個人的には思っている。いわゆる「大人向け」に発信する作品であったとしても、その方向性は間違えないで欲しいなと切に願っています。その辺りは制作サイドも十二分に心得ているでしょうし、生半可な覚悟でこれをやろうとはしないだろうと。

直接の関係はないけど直近で放映された作品でいうなら『アイカツ!10th STORY ~未来へのSTARWAY~』のような心地に浸れるような作品になってくれたら個人的には嬉しい。

ともあれプリキュアシリーズにとって今までに例のない挑戦的な試み。またプリキュア5とまほプリの皆に会える喜びを噛み締めながら放送を楽しみに待ちたいと思います。素直な言葉は力になる。大人になったみらいが魔法を信じて奇跡を起こしたように。あの言葉をもってこの奇跡を受け止めたい。キュアップ・ラパパ!また皆に会えて嬉しい!