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わんだふるぷりきゅあ! 第25話 「夏だ!海だ!宿題だ!」 感想

わんだふるぷりきゅあ! 第25話 「夏だ!海だ!宿題だ!」 感想

か弱き生命を守り慈しみ育むことの意義を感じた水着回

夏だ!海だ!水着回プリキュアにおいても時流に合わせたイベント事はとても大事ということで、夏休み突入時期に合わせた夏らしさを感じるエピソード。一昔前と異なり水着も解禁されたのもあって、海に来て水着を来て遊ぶという自然な話運びに繋がるなと改めて感じたし、普段着とは異なる水着姿で特別感や開放感を感じられるのが良い。その開放感が作中キャラの心の距離感すら縮めてくれる気すらするもの。

ウミガメの産卵を題材にした自由研究でグループワークの楽しさや意義を示しつつ、水が苦手なユキが海を舞台にして弱みを見せた時に、まゆ/リリアンが頼もしい一面を発揮して、ユキもまた自身が守られる存在であることを。互いに支え合い助け合うことの大切さを身を以て痛感していく流れも良かったなと思うところです。その意味でも今回の海という舞台は効果的であったと思う。

あらゆる生命の源にして起源。母たる海。そしてウミガメの卵。今回出てくるあらゆる要素が、生命を育み慈しむこと。それらを守ることの意義と尊さを訴えかけてくるし、それ即ちプリキュアとしての使命にも通ずる要素だと思えるわけです。それらに改めて触れたユキ/ニャミーが、まゆ以外の者に対しても庇護すべきものとして守ろうとしたこと。力を合わせて事を成し頼りにしてくれたこと。

それが何よりも大きな出来事であり、このひと夏の体験を通じて手にした得難きものであったと思える。一人ですべてを完璧にこなし、あらゆるものを守り通せる万能の存在などいないし、だからこそ志と思いを同じくする仲間と手を取り合って力を合わせることが肝要なのだと。ワンダフルがニャミーの手を取り一人じゃないと向き合ってくれたところに、プリキュアシリーズの源泉となるものを見た思いでいっぱいなのです。

手と手を繋いで心が通じ合い、ユキがこむぎといろはのことを名前で呼んでくれたことで、本当に心が通じ合う仲間足り得る関係性を築けたのだなと嬉しくなってしまいました。猫だけに臆病で警戒心も強いところがあるユキだけど、少しずつ少しずつ歩み寄って信頼を寄せるに足る相手と見てもらえたと思うと喜びもひとしおというものです。

夏の海の開放感がそうさせたところもあったかどうかは定かではないが、夏休みの自由研究と海という舞台を、ユキの心を解きほぐすにあたって効果的に用いていた回でした。悟に対するまゆの言動だったり、ユキに対するこむぎの言動だったり。見ていて純粋に楽しい部分も多かったですが、チームわんぷりの絆の高まりを確かに感じられた良エピソード。皆も夏休みを満喫しつつ宿題は計画的にね!

まゆ以外にはあれだけツンケンしていたユキが、ここにきて微かながらも他の人相手にデレの気配を見せてくれて微笑ましい。登場当初は孤高の美しさや他を寄せ付けないオーラを纏っていたユキだけど、こむぎ相手に驚愕する表情を見せてくれたりイラッとするところを見せてくれたりと感情表現も豊かになってきていて見ていて楽しい。

まゆが一番、まゆ至上主義なところは相変わらずだけど、犬組二人に対しても心を許し始めていることは伝わってくるし、二人に対する名前呼びも信頼を寄せていることの表れと言える。基本的にはプリキュアの四人、もしくは悟を加えた五人で行動することが多いが、今後こむぎと二人で何かをしたり、いろはと二人きりになった時にどんな反応をするのかなとか。その辺りの描写も見てみたい。

留まるところを知らず加速し続ける猫屋敷まゆさんの悟くん弄り。そして、彼の心情を(勝手に)代弁したまゆ渾身のアテレコが面白すぎた。意外と文才があるというか詩的な表現に富んでいるというか。悟といろはの仲をノリノリで後押しすべく、ここに関してはグイグイと行くまゆの応援スタイルは、今回も健在でありました。普段は奥ゆかしいのに悟といろはのことになるとこれなのが面白い。

まゆの応援の甲斐もあって二人の仲が今後進展することはあるのか。ひと夏の思い出が増えることはあるのだろうか。この夏期間のわんぷりは、そこも注目していきながら見ていきたい。