密やかに伸びやかに

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わんだふるぷりきゅあ! 第3話 「言っちゃダメェ~!」 感想

わんだふるぷりきゅあ! 第3話 「言っちゃダメェ~!」 感想

博識で頼りになるブレーンの悟くんが仲間入り!

元がわんこのこむぎは元より飼い主であるいろはにしても、どちらかというと感性に全振りなタイプの似た者同士のコンビ。それ故に興味の赴くものや自分の感情に素直に動くことが吉と出ることもあるが、その素直さが災いして本来の目的を忘れてしまったり、物事を深く考えずにその場のノリで済ましたり流したりと、一種の危うい面も見受けられていた。

だからこそ、いろははこむぎから一歩引いた立ち位置から物事を俯瞰して見ることが出来、現実的な目線や確かな動物の知識に基づいて冷静に考えられる悟の加入は大きいのかなと。こむぎが人型になり喋るようになったが、秘匿すべき事情を突発的に他者の前で出しかねない気質を備えていることに加え、ニコガーデンやガルガルの諸事情も相まって、いろはの抱える心理的負担も何気に大きかったと思います。

彼女が事あるごとに悟への相談をメエメエに打診していたことも、彼に対する確かな信頼感を示すものであるのと同時に、誰にも相談出来ないことに対する不安な気持ちの表れでもあったように感じます。こむぎに対する信頼はあれども、犬でもある彼女には打ち明けられない悩みや相談できないことも多かろう。両親にも頼れない事情故に、やはり同年代でかねてより交流のある悟の存在は、いろはにとって大きいのだと改めて伝わってきました。

悟も悟で知的で頭脳担当の役割を担ってくれそうだし機転も利く。ただ、いろはやこむぎ程でないにしても動物に関することなら積極的に動く気質の持ち主だし、二人と似通った性質も備えていてチームの一員たる資質は備えていると思います。いろはに本当は信頼されてないんじゃと思い悩んだり落ち込む等、年相応な一面も見せてくれていましたし。これからどんな活躍を見せてくれるかは見ものです。

わんぷりチームの主要キャラとして悟がどの立ち位置に収まるかは現時点では未知数ですが、相良誠司のように事情を知る一般協力者としてのポジションを確立するのか。はたまたピカリオやマリちゃん、ブラペのように準プリキュア的な戦闘補助を行うような感じになるのか。もしくはツバサくんのように正当なプリキュアとして最前線で戦う仲間となるのか否か。

全てはこれからの展開次第ですが、悟のパートナーである大福ちゃんも含めて、いろはやこむぎ達を陰になり日向になって支えるような。そんな頼れる存在となっていって欲しいものです。いろはも悟も互いに気のおけない間柄のような感じもありますが、それとは別の意味での関係性の進展があるのかどうかも気にして見ていきたい。オープニングのようにこむぎがダメェ~!するかもしれないけど。

犬や猫が人間形態になりプリキュアになるという触れ込みで紹介された本作わんぷり。動物モチーフな作品なので発表段階からお馴染みのプリキュアグミだったり、動物的に与えたら駄目な食べ物のネタは色んなところで見かけましたが、一応本編内でも補足というか説明が入った感じですね。結論として人間形態になっているときならば人と同様の物を食べても問題なさそうということで。

現実では勿論ダメだよ!こむぎはプリキュアにもなれる特別なわんこだから食べられるのであって普通のワンちゃんにはペット用の餌をあげよう。これ大事。あとウサギの足ダンも含めてだけど今後も定期的に動物あるあるネタが本編内で色々と見られるかもしれませんね。それらの要素を用いた本作ならではの話が来るかどうかも楽しみしておこう。

歴史あるシリーズに連なる一作なので、そういう意図がなかったとしてもプリキュアになったキャラから「ふたりはプリキュア」という言葉が出るのが好きな私。歴代作でも何度か同様のシーンはあったかなと思うけど何回見ても良いものだと改めて。

あと突発的な遭遇で誤魔化す余裕とかも一切ない状況だったけど、それでもうっかり口を滑らせてしまうフレンディに和みました。そもそも嘘をつくとか配慮するという認識がない素直すぎるこむぎと、秘密や嘘は苦手とするいろはの主役コンビ。やはり機転が利く悟に交渉事や事情を知らない人との折衝で頼ることはままありそうな感じがする。色々な意味で頼むよ悟くん&大福ちゃん。