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ひみつのアイプリ 第27話 「ひみつのオシャレ魔女」 感想

ひみつのアイプリ 第27話 「ひみつのオシャレ魔女」 感想

オシャレはみんなの心をハッピーにしてくれる魔法!

あらゆる意味で伝説的な立ち位置にいる大先輩『ラブandベリー』とのまさかのコラボ回。プリティーシリーズだけに留まらず、ライバル的な立ち位置にあったアイカツシリーズも含め、女児向けアーケードゲーム界隈の礎を築き上げた偉大なる先達と言いますか。2010年代を盛り上げたのがプリティーアイカツ両シリーズならば、その先駆けたる2000年代中期を盛り上げたのがラブandベリー先輩。

オシャレ、コーデを取捨選択し自分ならではのコーディネイトを楽しむ。そんな昨今の女児向けアイドル要素のある作品ではお馴染みになった諸要素を、意欲的に挑戦して開拓していった先駆者でもあり、そういう意味でもアイプリが連なるプリティーシリーズにとっても影響を与えているだろうコンテンツで。そういった経緯なども含めての大先輩と呼べるラブとベリーの参戦なので感慨深いものはある。

物語的にはグランプリで敗れた悔しさをバネに、必死に練習を頑張るひまりやみつきが、技術を高めることに没頭するあまり、オシャレを楽しむ気持ちや笑顔になることを忘れかけ、その大切さをラブとベリーの二人が説くという流れでしたが、自分たちが良いと思えるコーデを選択し、歌やオシャレを楽しむことがどれだけの人を魅了するのかという観点が、一連のコンテンツや物語の根底にあればこそとも思える。

技術を高めることは確かに大切だが、それが全てではないのです。オシャレな衣装やアクセを身に纏うことで、自らの気持ちを高揚させたり、見た目を普段と変えることで周りの人が抱く印象すら変えてしまったり。アイプリを形作る一つの要素でもあるオシャレには、自分だけでなく応援してくれるプリトモを笑顔にし、ときに魅了してしまう魔法のような魅力が凝縮されているのです。

メタバースの中だからこそ普段は出来ないような衣装も思い切って着ることが出来る。イメージとは真逆のスタイルに挑戦することだって出来る。良い意味でお手軽に気軽に。自分を変えてみることで気付けなかった自分自身の新しい魅力に出会えたり、知らなかったその人の意外な一面を知ることも出来るかもしれない。

コーデやアクセ、そしてメイク。オシャレには自分だけでなく周りを巻き込み、沢山の笑顔と楽しい気持ちを生み出す不思議な力が。魔法のような力があるのです。アイプリとしての自分を形作るのは技術力のみに非ず。アイプリとして更なる高みを目指すにあたって、改めて大切にしなければいけない原点。それをコンテンツ展開の成り立ちも絡め、ラブandベリーの二人が示してくれたような気持ちになれる回でした。

ひまり達が色々なコーデに身を包み。普段とは異なる姿を見せてくれたのもその表れ。まぁラブとベリーの遊び心もあったかもしれませんが、これからも色々なオシャレに挑戦しつつ、何事も楽しむ気持ちは忘れずにアイプリとして高みを目指してくれるなら言うことはないのです。

だらけたジャージ姿もそれはそれで味わい深いものがありましたし、基調となる可愛らしいコーデも似合っていたのですが、個人的に一番好きなのはめが姉ぇの姿に扮した衣装でした。スカートではなくパンツスタイルのつむぎちゃんは、本当に今後二度と見られないかもしれない程のレアな姿なのかもしれません。眼鏡を持ち上げる仕草も様になっていて素晴らしいの一言。

あとはパンクなロックスタイルのみつきちゃんもですね。普段のイメージという観点から見ると、一番真逆を行っていてインパクトに残ったのです。この見た目の変化だけでも印象はだいぶ変わるし、見ているだけで色んな可能性を妄想出来て楽しさも膨らむ。やはりオシャレには無限の可能性と底知れないパワーを秘めている。そのことを改めて実感させられる一幕でありました。