
専業のマネージャーが付いてこそのアイドルプリキュア!?




アイドルにマネージャーは付き物!プリキュアやキラキランドの事情を知るプリルンが、割と気分屋でその場のノリと勢いで物事を推し進める側面があるだけに、リスクヘッジ等の観点から活動の指針を示し年端もいかない少女であるうた達を大人の立場から支えられる人材は、やはりアイドルを題材に扱う本作の性質的にも必要不可欠な存在なのかなと思える。
自らマネージャーとなることを申し出てきたタナカーン改め田中さんにしても、女王様の意向に沿う形で必要以上の人前への露出や、正体がバレる危険性を高めるような行為を当初は良しとしなかった人物でしたが、その田中さんの目線を通してアイドルプリキュアのアイドルとしての活動が、どのような性質を帯びたものなのか。うた達が重きを置く大切なことは何かを視聴者と共に知る側面もあったかなと感じる。
前回の感想でも書いたんだけどうた達のアイドルとしての活動は、自分たちの知名度を上げたり承認欲求を満たすような類のものではないのですよね。自分たちの活動で楽しい気持ち=キラッキランランになってもらうことが何よりも大切なことであり、その一助となれるように力を貸してあげたい。支えとなってあげたいという思いが彼女達の根本にはある。
営利目的の活動ではなく困っている人に手を差し伸べる。迷い心が弱っている人の支えとなり、時に前へ進む為の勇気を与え背中を押す存在であること。それはプリキュアとしての本質的な部分にも通ずるところで、本作ではそれをアイドルという形で体現して見せているところもあるだろう。うたやななが言う他者の為に役に立ちたいという願いは、そういう性質を帯びたものであることが改めて伝わってくる。
ただ迫りくるチョッキリ団とマックランダーの脅威を退ければそれで良しというわけではなく。その脅威に晒されたことで、心を乱されたり希望を見出だせない人に再び立ち上がり前を向く活力を与えることを。時に道しるべとして希望を感じられるような存在で在ることを。見てくれる”キミ”の心を奮わせ明るく楽しく笑顔になってもらうことが何より肝要なことなのだ。
それこそが本作のアイドル。ひいてはアイドルプリキュアに求められることであり、田中さんもマックランダーを倒すだけでなく、人々の心の拠り所たる彼女達の存在がもたらす影響を目の当たりにしたからこそ、二人の思いを尊重し可能な限り叶えられるように、うたとななのスタンスに寄り添ってくれたのではないかと。アイドルプリキュアに魅せられたという意味では彼もその内の一人なのである。
タナカーンが田中さんになれるのならプリルンだって…という可能性を夢見ずにはいられないところでもありますが、マネージャーとアルバイトという両面から公私に渡ってうたやななと関わりを持つことになった彼が、この先どのような役回りを演じてくれることになるのか。いろいろな意味で期待していきたいところです。




野生のカイトさんはうたちゃん達の居るところならどこにでも現れる!ということで先週に引き続き今週もレジェンドアイドルとして有り難い教えをうたやななに伝えつつ、アイドルの先輩として彼女らを見守っている響カイトの存在感を刻みつけられました。物語中どのくらいの頻度で登場するかはまだ未知数なところもあるんだけど思っていたよりも登場機会は多く本筋に絡むこともあるのかもしれませんね。
特にうたとの関係性において今後どのように推移していくのかは個人的にも興味のあるところ。ロマンス展開になるかならないか。それも未知数なところではあるが、いずれにしろアイドルの部分でうた達の目線に近いものを持つ彼が、今後どのような役回りを演じてくれるのか。田中さんと同様に特別な立ち位置にいる彼の活躍にも引き続き注目して見ていきたい。




うたと親友になり同じアイドルプリキュアとして活動する中で、少しは自信が芽生えてハッキリとした物言いをすることも増えてきた我らがななちゃんですが、今でも緊張してしまったときはウインクがぎこちなくなってしまうのも御愛嬌。やはりいきなり全てが劇的に変わるということはなく、長年に渡って彼女が培ってきた性格や性質も、これから少しずつ時間をかけて変化し成長していく部分なのだなと。それも年間放送作品であるプリキュアの醍醐味の一つだと改めて思えた一幕。


一躍時の人となったキュアアイドルだけでなく、キュアウインクにも目をつけた紫雨こころも、満を持して本格的に動き出しそうな気配を漂わせてくれて期待せずにはいられない!今は二人のことを熱烈応援するファンの側にいる我らがこころちゃん。しかし、世界と視聴者はそんな”キミ”がデビューする日を一日千秋の思いで待ち焦がれているのです。もう準備は整ったと言えるし受け入れ体制も万全だ。ということで来たるべきその日が早く訪れることを切に願っている。早く見たいぜキュアキュンキュン!