アイプリ夏の豪華二本立てエピソード!
およそアイプリらしからぬカオス要素に満ちた前半の遭難エピソードは、往年のプリパラあたりに出てきそうなノリと唐突さだったのだが、どこか懐かしさのようなものすら感じてしまいました。謎の生物に連れさられて開幕から遭難していたのを皮切りに、無人島と書かれた看板のある無人島に、電話できるのにたこ焼きの出前を優先してバッテリーを切らすお約束をかますひまりのズレた行動。
何故か無人島でひよこと夏を満喫している松岡先生に、特に説明もなく表れて、ひまり達を追い回した巨大ニワトリに関しては、最後まで具体的なことに触れられることなく謎生物のまま終わり、アイプリバース内でもないのにニワトリから逃げるべく、海の上を当たり前のように走って元いた海岸まで戻るという離れ業をやってのけるひまり・みつき・チィの三人等々。
箇条書きにしただけでもツッコミどころ満載であり、投げっぱなしエピソードとして公式がツッコミ推奨していたのも納得の出来栄えという内容でした。いや、本当に前回からの流れを受けてとかそういうことなく、本当に夏で海に来てるから遭難でもさせておこうか?みたいなノリで唐突に遭難してましたので。まぁたまにはこういう話があってもいいよねという夏の思い出の一幕なのでした。
後半は夏休みも終盤に差し掛かったこの時期に、ひやむぎの品評会をやって終わるわけにはいかないというアイリの至極真っ当な意見を皮切りに、アイスマイリン主導で夏フェス『アイプリ・ザ・サマー』を開催する運びとなりましたが、本編でも言及されていたようにオーディションや対戦というお馴染みの要素を排し、純粋にアイプリ同士が楽しいひと時の交流を得る時間になっていたんじゃないかなと。
アイプリにはこういう楽しみ方があるということで、ライブだけに留まらず色んなことに挑戦したり、他のアイプリを純粋に応援する姿なども見受けられて。さり気なくヲタ芸を披露していたシークレットフレンズの三人の姿だけは、少し異質な感じがして浮いていた気もするが、それはそれで印象的でしたし、何だかんだデビューからここまで色々な苦労をしてきた三人なので。
たまにはこう何の気兼ねなく楽しむ日があってもいいじゃないということで。前半では遭難してましたし余計にね?生徒会メンバーの四人は何だかんだ食べ物のことばかり言ってる感じになってましたが、彼女にしてもスターアイプリとしての重責というか、純粋に楽しむことに全振りした日があって、楽しい時間を過ごせたことで息抜きにもなったんじゃないかな。
新展開を迎えるであろう二学期が始まる前に、今までの振り返りをしつつ英気を養う時間を過ごす。夏休み終盤の過ごし方として有意義な時間を送ることが出来たということにしておこう!
ここ数話で色んな人から何度も言われていたにも関わらず、やっぱり夏休みの宿題を全くやっていなかった我らが青空ひまりさん。今回はオチ要員として使われていましたが、夏休み終盤にまったりした時間を過ごしながら英気を養う為にも、今の内に夏休みの宿題はコツコツ進めておこうという教訓。身を挺して全国の先輩たちに今の内に終わらせておこうというメッセージを発信してくれたひまりさんに敬礼。そして合掌。