
更に熱量を増していくファイナル・アイプリグランプリ準決勝!




準決勝に勝ち上がったルビー=ラズリ対ひまり、みつき対つむぎの勝負の行方を描いた今回の話。一年目の最終盤で物語の都合等も鑑みると、どちらが勝ち上がるかはおおよそ見当は付いてしまうところではあるが、それでもそれぞれの対戦相手同士が師弟関係だったり、ひまりと同じくらい親密な友達同士というのもあったし、ルビラズやつむぎが現状で最強格のアイプリであることは疑いようもないところなので、もしやの展開も十分にあり得ただけに見ている間は結構ドキドキワクワクしながら見守っていたのです。
実際アイプリとしての純粋な実力とか優劣という点で見た場合、如何にプリンセスアイプリとなった今のひまりやみつきをしても、ルビー=ラズリやつむぎには一歩及ばない事実があると個人的には思っている。ただ、今回のグランプリは単純な実力の比較や、それに伴う優劣を競う類のものではなく、如何に見ているプリトモ達に対して自分の思いを届けられるか。
アイプリとして強い気持ちを込められるのかに焦点が当てられている側面がある。それ故に単純な勝ち負けではなく「バズしょうり」という概念をもって表記されているところもあるのだろう。そして、アイプリとしてプリトモ達の共感を呼び起こす程の熱量を発揮し、ひまりとみつきが勝利を呼び寄せた大きな要因となったのは、ライブを通して彼女達が今までの自分にはなかった新しい自分。
新しい扉を開いて更に飛躍を遂げることを予感させるような自己表現を成し遂げることが出来たからではないかと感じるのです。それぞれのライブシーンでの独白にそれが表れていた気もしますが、当初は引っ込み思案で何をするにも他者の導きや支えが必要だったひまりが、今では自分の意志でステージに上がり、プリトモ達を楽しませることに喜びを感じ、もっともっとライブをしたいという意欲を見せてくれている。
それは、この一年余りのアイプリとしての活動を通して変化した彼女の成長を感じさせるものであるし、それを見守ってきたプリトモ達にとって十二分に伝わる感情の発露でもあったと思います。同じようにみつきもまた自分自身の色があること。その人にしか出せない輝きがあることに思い至り、ひまりに寄らない自分自身の魅力を発揮すべく変化を遂げたことを表現してくれている。
最初はひまりのお手本になれるよう半ば抜け駆けをする形でデビューした経緯。みつきの後ろめたさから始まった彼女のアイプリとしての歩み。それからもひまりの為という思惑が少なからず介在していた彼女の活動理由。そこに今、自分自身が輝きを見て欲しいという思いに突き動かされ、それを原動力として明確な意志の変化を起こしているみつきがいるのです。
勿論つむぎも内面的に大きな変化を起こして、みつきに勝るとも劣らない感情を込めていたのですが、より分かりやすくそれが表に出たのがみつきだったのではないかという感じはします。つむぎはいち早くプリンセス化して外見上の変化によるインパクトはずっと前にプリトモ達に見せていましたし、彼女の感謝の気持ちの伝達にしてもダークアイプリを巡る騒動の中で成されたという経緯があったのも大きかったのかもしれない。
ソロで明確な変化を感じさせる程の自己表現をステージ上で、より強く見せられたのが今回のひまりとみつきであり、それがあっての二人の「バズしょうり」だったのではなかろうかと。そう思えた次第です。
何はともあれ様々なアイプリと出会って切磋琢磨し、色々なことを乗り越えて辿り着いた頂点を競う舞台。以前に不本意な形で消化不良に終わったひまりとみつきの直接対決の機会を、こういう形で実現して再び相まみえるというのは王道だからこそ熱い。まさに一年目を締めくくるのに相応しい集大成の場で、ひまりとみつきがどのような勝負を演じてくれるのか。アイプリ一年目も次がラスト。その結末がどのようなものになるのか本当に楽しみでならない!








グランプリ自体はひまりとみつきが決勝に勝ち上がりましたが、個人的に今回一番印象に残ったのはライブパートにおけるつむぎの独白部分かもしれない。最初の頃は無感情でひまり以外の他者に興味を持っていなかったつむぎがですね。パフォーマンスも当初はコピーで自己主張というものに欠けていた彼女が、アイプリを楽しいと感じて皆に想いを届けたいと願っていること。
言葉が欲しかったという願いや、アイプリになったことに喜びを感じていることが伝わってくるのが本当に嬉しくてですね。最初はAIのムギちゃんとして定められた役割をこなすに過ぎなかった彼女が、アイプリバースと同化した果てに自我を芽生えさせ感情というものを学び、それを伝えたいと表現しているのが感慨深くて。やっぱりアイプリの中で最も変化したのはつむぎなのでは?という思いがどうしたって湧き上がってくるのも致し方ないところです。
静かだけど力強い。慈しみや愛おしさが沸き起こるような独白。個人的にナンバーワンを上げたくなってしまうくらい印象的なシーンでした。








大一番に臨むみつきの前に颯爽と現れた我らがサクラさんでしたが、アイプリの先輩として、スターアイプリとして後輩のみつきを激励するに留まるのかなと思いきやですよ。推しのみーたんの今までとは異なる明確な変化を誰よりも早く感じ取り、それまでよりワントーン高い声音でオタクな部分を出してしまうところがサクラさんらしくて大好き。
自分の目の前でこれから推しが更なる飛躍を遂げると悟ったらね。テンションが爆上がりになってしまうのも無理からぬこと。これからも威厳もそこそこ発揮しつつ、みーたんのことが大好きなサクラさんには変わらないでいて欲しいものです。ニ年目以降のリング編での活躍も期待しているので!