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ワッチャプリマジ!新学期だよ!ワッチャプリマジ学園 感想

ワッチャプリマジ!新学期だよ!ワッチャプリマジ学園 感想

第3クール突入を前にここまでのプリマジをおさらいしよう!

昨年の秋にプリマジが始まってはや半年が経過し、一年スパンで見ても前半部分を終えて後半に突入する時分になりました。新年一発目のプリマジ学園でもおさらいと称した総集編をやったばかりですが、合宿編を終えて各プリマジスタがライバル達がいることの意義を肌で感じ、自分なりのプリマジとの向き合い方を見つめ直した上で、それらを否定する御芽河あうるの介入もあり丁度いい節目でもあるのでね。

各プリマジスタの強みや魅力。ほぼ一クールを費やして描かれた合宿編で、主要キャラがどのような成長を遂げたのか。各自の関係性がどのように変わったのかが分かりやすい形で示されていたかなと思います。一方で表舞台で純粋に競い合うまつり達プリマジスタとは対照的に、プリマジを運営する裏舞台の思惑の絡み合いや複雑な人間関係も描かれ始め、プリマジ世界の暗部のようなものも提示されてきました。

この先まつり達とオメガコーポレーション、チュッピとマナマナ、人間界と魔法界という対をなす要素で衝突や対立を繰り広げられることになるかは定かではありませんが、プリマジのナゾとして示された今後の展開を示唆する諸要素を見ても、割とシリアスに比重を置いた展開もあるのかなという予感はある。ジェニファーの相棒リューネの所在や過激思想の御芽河阿智彦など。キナ臭さは増しているものね。

でも、運営側の思惑や過去の複雑な経緯などが仄めかされ複雑に絡み合っているからこそ、まつり達にはシンプルで純粋な思いが。他の何物にも左右されない確固たる信念が求められるのではないかなと。だからこそあなたにとってのプリマジとは何か?という命題に回帰するし、合宿編を通じ改めてそれと向き合った意義も生まれるだろうという側面も確実にあると思うので。

一年という期間で見た時に起承転結の転に当たる第三クールは一番激動の期間になるかもしれませんが、自分を誰よりも素晴らしいパフォーマンスが出来るプリマジスタと言って憚らない御芽河あうるが、まつり達とプリマジ世界にどんな影響をもたらすことになるのか非常に楽しみ。まつり達の掲げるコンセプトやプリマジへの向き合い方を真っ向から否定してきたあうるとの対立の果てに何を見出すのか楽しみでなりません。

前回のプリマジ学園の時にも思ったけど今回も相変わらず差別意識を感じさせるようなね。みゃむ先生のチュッピに対する発言が面白かった。みゃむ先生らしい独自の言い回しがそう思わせてしまうのか。魔法が使えるか否かでの優劣を感じさせるからこその印象かもしれませんが、それだけにマナマナの魔法を必要としなかったジェニファーのライブと、あうる&めが姉ぇで成立させた新しい形のプリマジは、マナマナと魔法界の地位を揺るがす不穏な要因になり得るのかもしれませんね。