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キラッとプリ☆チャン 第126話 「アリス!笑顔のソロデビュー!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第126話 「アリス!笑顔のソロデビュー!」 感想

アリス・ペペロンチーノ堂々のデビューライブ!

アリスの人生の軌跡と成長した今の姿を体現するプリチャンデビュー!

アリスも紆余曲折を経て迷走しかけたけど自分の伝えたいことをしっかりと見つけ、無事にプリチャンデビュー出来て何より!父と母に自分を見つけて欲しい。それがアリスのプリチャンデビューの動機でしたが、今の自分を見つけるということは自分がどういう子に育ったのかを見てもらうことに等しい。別れてから今まで自分が何に触れ何に喜び、どういう環境で育って今に至っているのか。

アリスのプリチャンデビューは即ちアリスのルーツに迫ることと同義であり、アリスにとっての伝えたいことはイコール自分の成長の軌跡を表現することに他ならないんだよね。自分を育んでくれたサーカス団での生活の中で見つけた喜び。周りを笑顔にすることで感じる幸福感。それこそがアリスの根幹にあるもので今のアリス・ペペロンチーノを形作る最も重要なファクターなのだ。

もう一つの家族と言っても過言ではないサーカス団との再会で、自らの原点を見つめ直すというのは王道ではありましたが、その家族が作ってくれたお手製のステージでデビューライブというのは粋な計らいでしたし、サーカス団の皆も含めプリチャンで出会ったキラッツ、メルティック、リングマリィに囲まれ見守られながらのデビューライブは、まさに今のアリスの全てを表現する舞台そのもの。

太陽のように周りを温かくしてくれる底抜けに明るいアリスの笑顔が、今こうして彼女を想う気持ちで溢れる皆との交友の輪を形成してくれている。今のアリスの人柄があってこそ生まれたこのデビューライブの場は、ライブそのものだけでなく、見守ってくれる周りの人間も含めてアリス・ペペロンチーノという一人の女の子が、どんな子であり周囲から愛されている子なのかということを雄弁に物語ってくれていました。

プリチャンデビューに対するアリスの動機は、他のアイドルと比較しても特有の事情を抱えていたけど、それを逆手にというか活かす形でアリスが今まで培い築き上げてきたものを表現する場とすることで、より印象深いデビューライブとして仕上がっていたと思います。そのために己を見つめ直すことで、アリスに対する理解もより深まったと思うし今まで見えない部分も見えて良かった。

アリスに対する理解が深まる一方で、相棒のソルルとの関係に関しては謎が深まったところもありましたし、プリチャンアイドルとしてデビューしたことで、多くの人の目に触れた結果、ルルナ筆頭に関係者に新たなアクションを起こさせるキッカケともなり得るので、アリス周りに関してはここからが始まりということも出来るのかもしれない。まさに色々な意味合いが込められたデビューライブでした。

アリスちゃん無事にデビューできて良かったし、ここからの展開に更に期待が高まってしまう。三年目のキーパーソンの本格的始動。プリチャンますます盛り上がる予感しかしないぜ!

みんなの笑顔が自分の幸せ!sunshine smilesでアリス堂々のデビュー!

弾ける笑顔と笑顔を繋ぐ!歌詞にも散りばめられていた笑顔というワードを中心に、まさに今のアリス・ペペロンチーノを体現するようなポップで明るさや快活さで溢れるステージ構成が楽しい。世界を巡りながら各地で色々な人や様々な物事に触れてきたアリスなだけあって、曲調や振り付けも色々な国の代表的な文化やダンスを取り入れたものとなっており、その一つ一つがアリスを構築する要素になっているんだなと思わされる。

サーカス団のみんなが作ってくれたお手製ステージにしても、アリスのプリたまキャッチやってみたからの「ファンファンサーカスジャーニー!」にしても、自らを育んでくれたサーカス団の一員であることを表現するものになっていましたし、徹頭徹尾アリス・ペペロンチーノというプリチャンアイドルがどんな子であるのかと、彼女の辿ってきた軌跡を体現するライブステージとして仕上がっていたと思います。リアルのライブイベントでもめちゃくちゃ盛り上がれそうな楽曲でしたし楽しみだなぁ。

この再会は必然!?アイドルマスコット・ソルルとアリスの出会い!

まだアリスが幼かった10年近く前、既にアイドルマスコット形態のソルルと出会っていたとは。以前にもちょっと触れたことあったけど、バーチャルプリチャンアイドルだいあが誕生するよりも遥か前に、自我を持ったマスコットが誕生していたことになるし、プリチャンのシステムとは全く関係ないところで独立稼働してるとも取れるソルルの出自が改めて気になる一幕でした。

いや、しかしこんな運命的な出会い方してたらアリスが意識しちゃうのも無理ないよね。今まで明るさと快活さに全振りしていたようなアリスちゃんに女の子の顔させてしまうんだもの。プリティーシリーズにおいて斎賀みつきさんボイスのイケメンキャラは、本当にあらゆる意味で罪作りな存在である。わりかし面倒見の良いルルナをあそこまで激昂させるなんて本当に何をやらかしてしまったんだ…。その真実が明るみに出る日が楽しみでもあり恐ろしくもあり。