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キラッとプリ☆チャン 第125話 「ほっかほか!みんなのファミリーデーだッチュ!」 感想

キラッとプリ☆チャン 第125話 「ほっかほか!みんなのファミリーデーだッチュ!」 感想

家族と会うためのアリスちゃんの新たな決意!

本当の両親と会うために!アリスの家族に対する思いの発露!

遂にアリスがプリチャンアイドルとしてデビューすることを決意してくれて嬉しい!この時が来るのを首を長くして待っていたのです。元々アリスが来日したのも本当の両親が日本にいるからという理由だったけど、そこからプリチャンアイドルとして彼女がデビューするには越えなければいけないハードルがいくつかあったということなんですよね。

みらい達と知り合いプリチャンアイドルと直に触れ合うことでプリチャンに興味を抱きつつ、なかなかデビューに至らなかったのは両親が自分との再会を本当に望んでくれるのかという不安があったからで。これまで配信に出ても顔出ししなかった理由や、普段は明るく周りを元気にしてくれるアリスが、人知れず抱えていた年相応の脆さや不安を見せてくれたことで、デビューを前により人間味溢れるキャラ造形が出来上がった。

家族に対するアリスなりの心情の吐露は本物の家族の交流に触れればこそ。イベントのファミリーデーで家族の温もりに触れることで、両親との再会に前向きな気持ちになれたのも良かったし、みらいママのアリスに対する親としての意見や親心が、もう一つのハードルを越える契機になっていたのも良い役回りでした。こればかりは同年代のみらい達には担えない役目だし、その為のファミリーイベントでもあったよなと。

みらい達と触れ合うことで芽生えたプリチャンアイドルそのものに対する興味。家族の温かさに触れたことで芽生えたプリチャンアイドルとして活動する為の動機。プリチャンアイドルとしてデビューすることが両親との再会に繋がるのと同時に、今のアリスがやってみたいことに結びつける。デビューまでの道のりの丁寧な下地作りに期待も高まるのです。

キャラ造形がしっかり出来上がったからこそ愛着が湧き、愛着があるからこそデビューはより華々しく光り輝く。土台作りは万全であとは来るべきその時を迎えるだけなのです。アリスがプリチャンデビューすることで、イブやルルナ側にも新たな動きが生じそうだし、色々な意味で次回が楽しみすぎる。しかし、まずはアリスのデビューライブを純粋に楽しめたらいいな!

キラッチュの何気ない発言と桃山家の何の気なしな素の反応が面白い

当の本人たちは何かを思って言ってるわけではなく自然に口を突いて出てしまっている台詞だし、派手なシーンでもなく会話の流れの中でスルーされそうなところなんだけど、視聴者目線で見たらネタ性も相まって個人的にツボに嵌ってしまった今回の一幕。

機械が苦手なアリスに対してのキラッチュの「あのえもちゃんだってどうにか使えてる」発言なんて中々に酷いこと言っててジワジワ効いてくるし。度々みらいが他者の発言に対して見せる「そうなんだ」という、ともすれば乾いたようにも感じる素っ気ない反応も、みらいだけじゃなく桃山家が自然に用いる特有の反応なのでは?と思えるシーンもあって本筋と関係ないところで大いに笑わせてもらいました。

他にも色々あったけど主要キャラの身内キャラもやっぱり軒並み濃い人が揃ってるなと改めて思えた回でした。あんなの黄金の私像とかユー兄ちゃんの嫁のアナさんの巨大お好み焼き丸呑みとか冷静に考えたらおかしいけどもうすっかり馴染んで普通に感じちゃってるもんな。慣れって恐ろしいなホント…。