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ミュークルドリーミーみっくす! 第41話 「みんなでプリンセス守っちゃお!」 感想

ミュークルドリーミーみっくす! 第41話 「みんなでプリンセス守っちゃお!」 感想

ちあちゃんを隠すなら赤ちゃんの群れの中!

女王様姉妹によって本当にサラッと流しかねない口調で語られた重要な設定。ちあちゃんがミラクルドリーミー王国のプリンセスであることもさることながら、ちあちゃんの中にあるとされるドリーミーラベンダーフラワーの設定が明かされたことで、ここから更に両陣営によるちあちゃん争奪戦は苛烈さを増して…いかずまったりした応戦を繰り広げるのがミュークルドリーミーの持ち味なのだろう。

使い方によってはミラクルドリーミー王国のピンチを救う力に。一方でアクムーちゃんが悪用すれば悪夢の力を一気に回収して人々のワクワクキラキラを奪う恐るべき力に。この両方を併せ持つドリーミーラベンダーフラワーの表裏一体な性質は、夢と悪夢という紙一重なところで対極にある二面性を分かりやすく表現する要素にもなっているかなと感じます。

プリンセスであるちあちゃんのドリームパートナーの特異性や、パートナーが誰なのかという核心部分にもようやく迫りそうな流れに入り、いよいよみっくすの物語も終盤戦に突入していることが色濃く表れてきました。その候補の筆頭と目されていた百合先輩が早々に候補から外れたのもあって、現状それが務まりそうな主要キャラがアクムーちゃんくらいしかいないような気もするけど果たしてどうなるか。

何はともあれ去年のたくあん騒動や杉山仮面のように、シリアス風味が混じろうとも重くなりすぎず良い意味での緩さやギャグ描写を交えながらいいお話を展開してもらえたら個人的には有り難い。失敗続きのゆに様たちにあんまんを振る舞ったアッキーとの結びつきもそうですが、ゆに様たちには本当に幸せな未来を掴み取って欲しいと願ってやまないのである。

そんな感じで重要設定が明かされ終盤の流れに入ったとは思いますが、ちあちゃんの争奪にしても赤ちゃん化したドリーミーメイト達がサンリオを代表するキャラに扮して惑わすようなコミカルなやり取りであったし、笑いや和みの要素が失われることはないだろうことは察せられる。女王様達もやる時はやるところを見せてくれましたし、これからも一致団結で力を合わせ難曲を乗り切っていってくれるでしょう。

一年目のようにドリミーストーンを全部集めたら褒美に夢を叶えてあげるとか、パートナーのみゅーちゃんとお別れすることになるかもといった要素は二年目にはあまりないのだが、特別な立場にあるちあちゃんの行く末や、朝ゆめとアッキーの初恋の三角関係の行方等々。気になることもまだまだあるし、残り少なくなったみっくすの物語の中でしっかり見せてくれたらいいなぁ。

女王様の魔法で赤ちゃん化してサンリオキャラに扮したドリーミーメイトの皆がとても可愛らしい。中でもマイメロディに扮したねねちゃんが一番似合っていたのではないかと思った。いや、本当に変な騒動とかではなくこういう形で真っ当にマイメロディが注目される世の中であって欲しい。

ゆにっちアビスを埋め込まれたゆらゆらちゃんとして、いちなるの二人がアニメ本編に無事出演!結構な頻度で実写パートを盛り上げている二人なので、これくらいのご褒美があって然るべきだとも思うわけです。本当に放送期間の三割くらいは実写回な感じなので。アニメ回のキャスト一覧にもクレジットされて本当によかったですなぁ。