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ミュークルドリーミーみっくす! 第1話 「ユメシンクロできちゃった!」 感想

ミュークルドリーミーみっくす! 第1話 「ユメシンクロできちゃった!」 感想

新要素てんこ盛りな新シリーズ始動!

一年目もこれでもかってくらい攻めてたミュークルドリーミーですが、二年目でも変わることなく攻めてきてて初回から情報量の多さに圧倒されてしまう。年間放送作品の新年度の初回は抑えめなことも多いのよね。年度替わりやシリーズの切り替えを機に、新しく入ってくるお友達に対して世界観やキャラの紹介やこれまでの復習を行いつつ、新シリーズの新要素を小出しにするスローペースな入りになりがちな印象もある。

しかし、本作みゅーくるではそんなのお構いなしに前回からの続きだ!ついて行けない者は容赦なくふるい落とすぜ!と言わんばかりに復習そっちのけで新要素をバンバン出して叩き込んでくるから凄い。新たな敵対勢力アクムーの美少女化、杉山先輩に代わり新しく主要キャラ入りしたアッキーが早々に敵対側に付く、パワーアップしたミュークルレインボウに、まいらのユメシンクロ等々。

箇条書しただけでもこれだけの新要素が凝縮されており非常に濃い滑り出し。これ個々の要素でそれぞれ一話使ってもおかしくないと思えるものを、全部みっくすの初回に詰め込んでいるのだから情報量の波に呑まれるのも致し方ないことであろうと。この一年で鍛えられ慣れていたはずの視聴者ですらパンクさせかねない構成。その攻め続ける姿勢に感服せざるを得ないのです。

いずれにしてもこれまでのミュークルドリーミーの作風や魅力はそのままに、新しいことも貪欲にやっていこうとする気概のようなものを感じる初回でした。二年目に入るシリーズで安定ではなく変化を恐れず挑戦し続けていくみっくすがどうなっていくのか楽しみです。

ゆめちゃんとみゅーちゃんの新規ユメシンクロバンク!と盛り上がった次の瞬間に、まさかまさかのまいらちゃんのユメシンクロ実現で凄い盛り上がってしまった。一年目から切望していたけど二年目開始早々に実現するとは夢にも思ってなかっただけにね。これは嬉しいサプライズ。皆から力を集めるちチアふる!チアふる!の掛け声もめちゃかわだし、こんなの反則ですわ。ことこ先輩やときわちゃんのユメシンクロも楽しみすぎる。

一年目の終盤に朝陽くんもユメシンクロしてたけど、これで本当にユメシンクロがゆめの特権でなくなっただけに、最終的には全てをゆめに託すこれまでの話と異なり、複数人がユメシンクロを行えるからこその仕掛けや見せ場などにも期待したい。他の人が使えなかったからこそバレンタイン回のように状況を打開すべく夢と現実の両面から攻めるという見応えある展開もあったので、今度は使えるからこその展開を見てみたい。

あとは今回のまいらちゃんのように朝陽くんが「チアふる!」をやってくれるかどうかですよ。新EDでも変わらずCG朝陽くんを踊らせてくれたミュークルドリーミーならやってくれるって信じてるぞ!

一年目の敵対勢力ゆに様たちがぬいぐるみモチーフのマスコット枠だったのに対し、二年目みっくすの敵対勢力アクムーは美少女化したマスコットモチーフで、この辺りからもこれまでとの区別化が図られているのかなと感じた。いや、実際に新たなぬいぐるみモチーフの敵を出してもゆに様達を上回るのって至難の業だしな。この形態だとイタズラ顔も違う意味で映えるしこれはこれで良いよね。

一方でアクムーに目を付けられて早々に敵側へと付いてしまったアッキーの真意や如何に。彼の場合は面白さや物珍しさ、未知のものに対する探究心といった純粋な好奇心故の行動かもしれないが、一年目も二年目も結果として敵対側に付くことになった杉山兄弟の悲しき運命よ。ただ、そこにも違いはあってアッキーの場合は最初から本当に自分の意志で望んでこっち側に付いたという点で、兄とは違うということだろうか。

杉山先輩側の心の闇が払拭されたおかげで兄弟関係は良好。アッキーが基本的に日本にいなかった一年目では難しかった杉山兄弟関連のエピソードにも期待しよう。しかし、あれだ。兄弟共に見た目も良くてスペックも高いのに、悪夢側に付いた時の服装のセンスだけは…与えられなかったようだ。無情である。