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ミュークルドリーミー 第22話 「スギヤマ☆パラダイス」 感想

ミュークルドリーミー 第22話 「スギヤマ☆パラダイス」 感想

杉山先輩の今後が非常に気になる。

意外な事実の発覚?杉山先輩の行く末や如何に!?

主にゆに様たちが酷い目に遭っていた前半パートが終わった時点で、副題の「スギヤマ☆パラダイス」が何を指してるのかイマイチ分からない展開だったのもそれはそれで面白かったんだけど、杉山先輩の夢に入ろうとして意図せずして入った押尾先輩の夢の中で繰り広げられた杉山オンパレードのカオスっぷりもそこそこに、副題や夢の内容から受ける印象とは真逆の今後に向けて非常に重要な取っ掛かりを得る回でもありました。

今回と同様に杉山先輩の夢に入ろうとして失敗した結果、まいらの夢に入ったことがあったけど、あの時はゆに様が妨害した結果の産物でそれほど深い意味があると思ってなかったんですよね。それだけに今回改めて示された「杉山先輩の夢には入れない」という事実は、ゆめや朝陽と同様に作中の他の人物にはない彼だけに与えられた唯一無二の特性を持つキャラと言うことが出来る。

放送後に程なくして投下された新しいキービジュアルからして、もうそうなるんだろうとしか思えないんだけど、本作において杉山先輩が主人公ゆめの憧れの先輩にして恋愛対象という枠組みだけで収まらず、闇落ちするかどうかは置いておくとして敵対する存在として君臨する可能性が出てきたわけだ。女王様の介入次第でシリアスもあり得るかもしれんが、ミュークルなのでそこまで重くならないかもしれない。

ともあれ個人的には杉山先輩ってあくまでゆめの恋愛云々を盛り上げる立ち位置で、ドリーミーメイトに纏わるあれこれには関わらない人だと思い込んでいたので、ここにきての杉山先輩フィーチャーというか思っていた以上に本筋にガッツリ絡むキーパーソンになる可能性の高まりに期待も高まってしまう。公私に渡って朝陽との対立性というか対照的な要素がまた一つ増えるわけだし。

ゆめに対してイジワルするちょいワルでもいいし、冷めた感じでガッツリ敵対するタイプでもいいし、ウサミミ仮面的な感じでもそれはそれで美味しい。ゆめや朝陽をあらゆる意味で揺さぶり、更に物語に刺激をもたらすスパイス的な役回りを果たしてくれたら私としては更に盛り上がること必至。そもそもまだあれが杉山先輩って確定したわけではないもんな!

副題のインパクトや夢の中のカオスっぷりから、てっきりネタ要素に振り切った回かと思いきや、物語全体の方向性に関わる重要な回。その先駆けとなる意外性に富んだ回でもありました。いや、本当これからどうなっていくのかなぁ。ミュークルドリーミーがますます楽しみになってきたよ。

ゆに様とつぎはぎの頑張りが報われる日が来ますように

憎めない悪役ポジのゆに様とつぎはぎコンビはやっぱり健気で可愛い。女王様に圧を掛けられ赴いた先入先ではそんな悪いことしてないのに次々と酷い目に遭わされる世の無常理。それでも懸命に力を合わせて頑張るゆに様たちに少しは良いことあるといいなと思わずにはいられない。人間に拾われることもなく長らく放置され孤独に耐えたゆに様。だから上述した彼がもし本当にパートナーになるのなら、それはゆに様にとっては救いになるかもしれませんね。

なかなか成果は挙げられず敵に情報漏洩もしちゃってるけど、五人目を見つけて新しい自分のパートナーができたらきっと潮目だって変わるさ。明日を頑張るためにも今は英気を養っていく。つぎはぎと川の字で横になりながらゆに様が最後に発した「とりあえず今日は寝るにゅい」という一言が、やたらと印象深く刻まれた今回のミュークルドリーミーなのでした。