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ヒーリングっど♥プリキュア 第6話 「ママはどこラテ?おるすばん大脱走」 感想

ヒーリングっど♥プリキュア 第6話 「ママはどこラテ?おるすばん大脱走」 感想

大切な人や守りたい物のために頑張れる人の強さ。

大切な家族を思う気持ちが人に力を与えてくれる

のどかにしても、のどかママにしても、イチゴ農園のおじさんにしても、それぞれ大切な人や守りたい物があって、それが日々を頑張る為の力になるし生きていく上での活力を与えてくれている。時にはそれらの為に自分の身を削ろうとも他人の為に力を尽くせることが、人の優しさでもあり素敵なところでもあり特性でもあるのではないかと思う次第です。

か弱き存在で庇護対象でもあるのどかやラテの共通性から母親の慈しみの心や力強さが見えるし、今は守られるだけの存在ではなくなったのどかが、自身の体に掛かる負担を押してでも母の元に向かおうと頑張れるのも、全ては人間の根源的な強さに起因する力なんじゃないかなと。思い思われ助け合う。この循環と連鎖こそが人の、生き物の強さに通じるところであると実感出来る。

それらに対する位置付けとして、自分だけがよければそれでいいというスタンスを貫くダルイゼンの立ち位置があり、人間とは相容れないビョーゲンズとの考え方の隔たりや対立軸が、より鮮明に見える構図にもなっていたと思います。のどかとダルイゼン個人間の因縁もより鮮明になり、今後二人の対立や関係性の変化がどのように描かれていくかも楽しみだ。

ダルのどの二人の関係がどのような形になっていくか注目

初登場時の台詞が共通のものになっていたり、オープニングの意味深な演出もあって、ダルイゼンとのどかが敵味方を超えた因縁を持つ間柄になるであろうことは、早い段階から示唆されているけど、今回の一連の応戦や会話を見てその印象が更に強まった。ダルイゼンくんもこんなフェティシズムを刺激するような行為は謹んでくれないと妄想が捗って困るじゃない。

ともすれば薄い本案件なんだけど真面目なことを言うと今は何物にも染まっていないのどかを、少しずつ蝕んで悪い方に染めるという意味合いに取れなくもなく、この辺りも今後の行く末を示唆しているところなのかなと思えた一幕。キリヤとほのか、イーラと立花みたいな関係になっていくのかな。ともあれカップリング的なことを抜きにしてもダルのどの今後には注目していきたい。

個人的にはゴープリのはるはるとクローズさんみたいなね。お互いに譲れぬ矜持を持ちながら最後までぶつかり合うような形も良いなと思うが…。果たしてどうなっていくか興味は尽きない。