お芝居もステージも自然体が一番！
ドレス作り・お芝居・ステージを通して伝えられる大切なメッセージ
ゆめと小春、あいねとみお達によるドレスに纏わる思い出語りが、これまでのアイカツの軌跡を感じさせつつ双方に一種の共感を芽生えさせるし、先輩アイドルである彼女らがそこから今どのように変化したのか。その後の成長という形を垣間見ることが出来て感慨深い。
それはらきに自然体でいることの重要性を説いた早乙女あこも例外ではなく、あこの台詞の端々から初めてM4と共演した番組収録の際に、空回りしまくったスターズ17話の出来事や、45話であこと大切な約束を交わし今も変わらず応援に来てくれている双子ちゃんの姿からも感じ取れる。これまでのアイカツを通じて体験し、彼女らが学び得たものが何なのか。
らきの先を歩く先輩たちのかつての姿と今の姿。らき目線においても視聴者目線においてもそれらを感じ取れる構成になっていて素晴らしい。アイカツを通じ身をもって経験してきたことが共感を生み、後輩にとっての確かな道標となる。ここに「アイカツらしさ」を感じられてとても良かった～。
気負いすぎることなく肩肘を張らずに自然体で臨むことの重要性を説いていた回で、自然体でいることを体現している「あの二人」が最後の最後に登場するというまたしても嬉しいサプライズもあり、今後の展開からますます目が離せなくなる展開！オンパレードは本当に毎回驚きと楽しさに満ちていて見ていて幸せになる。
ゆめこはのMessage of a Rainbowにあこにゃんの8月のマリーナ！
前回のゆめみおによるSTARDOM!を見た時に、スターズ世界にいる間にゆめこはのMessage of a Rainbowを見たいと思ってしまったので、こうして久しぶりに見ることが出来て嬉しい。あこのステージも先述したスターズ17話と今回の助言のことを思うと納得の選曲であるし、今後あこがスターズ本編では実現しなかった星のツバサをいつ解禁するかという楽しみも残った。
それが叶うとしたら花園きららが登場してあこと絡んだときかな。ともあれ実現する日がいつか来ることを願わずにはいられない。スターズメインキャラの中で今回唯一出番がなかった桜庭ローラや、ネオ・ヴィーナスアーク勢、そして第25代S4の面々にリリエンヌや有莉ちゃん先輩にハルカ☆ルカ等々。上げ始めたらキリがないが、彼女らが登場しステージを披露する日が今から待ちきれないのだ。
初代アイカツからの初登場は新条ひなきと紅林珠璃の情熱ハラペーニョ！
いやー、これは本当に予想外と言うか嬉しいサプライズと言うか。らき達が無事フレンズ世界に帰還したのも束の間。ひな珠璃のほうが今度は別の世界からフレンズ世界に迷い込むという不意打ちで、ある意味全てを持っていってしまった。サブタイトルの「マーメイドは突然に」ってひな珠璃の登場まで含めてのものだったんだなーと、このとき初めて思い至った。
世界間の移動はまだ一回とは言え、オンパレードは基本的にらき達フレンズ組が歴代の各世界を巡る形に落ち着くのかなと思い始めていたところにこの展開！初代やスターズの各アイドルもらき達と同様、世界を移動できるとなれば、それだけらき達だけが移動するだけではあり得ないような出会いや組み合わせも無限に生まれ得る。この可能性を早期に示してくれたのが何よりも大きい。
アイカツ！勢からのオンパレード初出演がひな珠璃なのも絶妙なところ突いてきたなと個人的には思う。興味のある物には一直線。常に新しい可能性を模索してるひなきと、その独特な感性で勢いとノリそのままに突き進める珠璃は、未知なる世界を切り開いて進む役目を担うに相応しい存在ではなかろうかと。その意味でこの二人とフレンズ組の交流がどうなるか。妄想が止まらなくなる！
今回惜しくも登場とはならなかった残りのスターズ主要キャラも、今後どのような形で出演してくるか楽しみだし、本当に今作オンパレードではオールスター物やクロスオーバー物の持つ可能性。その理想形をこれまでは見せてくれていると思う。視聴者の想像を良い意味で裏切り常に上を行くアイカツオンパレード。今後の展開にますます期待せざるを得ないのだ。
今週のらきちゃん
ドレスに纏わるものを見聞きしたら一直線で、マーメイドは突然にの中でも自由奔放さを存分に発揮しており、怖いもの知らずの特急娘な一面を見せる一方で、ドレスに関して真剣に勉強している姿勢や、ソロステージ前に緊張で固まるなど新人らしい一面も見せてくれていた。
あいねの落ち込むことはあるか？という問いに対しても「ない」と言い切る姫石らき。基本お祭りムードなオンパレードの世界で、今後らきが壁にぶち当たるような展開が訪れるか不明だが、新人アイドルとして一つひとつ学び成長している姿を描写していることに安心する。オールスター作品であるのと同時に、主人公らきの物語であることも忘れてはいけないと改めて思うのだ。
